ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

ただの自己満足

2010年03月15日 21時24分00秒 | 家族
この週末は日帰りで、実家にも行ってきました。
先月まで雪に埋もれていた町にも、春。
小さな駅舎の前の枝垂れ梅が、あたたかな香り。



父のそばにいると、不思議とほっとする。
とりとめのない話を一方的にしながら
手をさすったり、握ったりするだけだけど。
娘3人を育てるために、働き続けた手。
今は握り返すのが精一杯の、柔らかな手。

(父のいる病院の玄関から望む、山の景色)

病院から帰るとすぐに、気になっていた庭の手入れ。
今冬は雪が多くて、庭の木や花が随分やられてしまって。
道沿いには、前回妹が来た時に花を植えてくれていたから
わたしはもっぱら、裏庭の片付けと草むしり。
また彩りを取り戻してくれるといいのだけれど。

親孝行とも言うのもためらわれるような、
こんなささやかなことなのに
母は「心配をかけてつらい」と言う。
でも「今しなかったらいつするの」と問いかける、
わたしの中の声に、言い訳したくないだけのことだから。
わたしのわがまま、ただの自己満足だと思って、
母には何とかがまんしてもらうことにしよう。

コメント
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