この週末は日帰りで、実家にも行ってきました。
先月まで雪に埋もれていた町にも、春。
小さな駅舎の前の枝垂れ梅が、あたたかな香り。
父のそばにいると、不思議とほっとする。
とりとめのない話を一方的にしながら
手をさすったり、握ったりするだけだけど。
娘3人を育てるために、働き続けた手。
今は握り返すのが精一杯の、柔らかな手。
病院から帰るとすぐに、気になっていた庭の手入れ。
今冬は雪が多くて、庭の木や花が随分やられてしまって。
道沿いには、前回妹が来た時に花を植えてくれていたから
わたしはもっぱら、裏庭の片付けと草むしり。
また彩りを取り戻してくれるといいのだけれど。
親孝行とも言うのもためらわれるような、
こんなささやかなことなのに
母は「心配をかけてつらい」と言う。
でも「今しなかったらいつするの」と問いかける、
わたしの中の声に、言い訳したくないだけのことだから。
わたしのわがまま、ただの自己満足だと思って、
母には何とかがまんしてもらうことにしよう。
先月まで雪に埋もれていた町にも、春。
小さな駅舎の前の枝垂れ梅が、あたたかな香り。
父のそばにいると、不思議とほっとする。
とりとめのない話を一方的にしながら
手をさすったり、握ったりするだけだけど。
娘3人を育てるために、働き続けた手。
今は握り返すのが精一杯の、柔らかな手。
(父のいる病院の玄関から望む、山の景色)
病院から帰るとすぐに、気になっていた庭の手入れ。
今冬は雪が多くて、庭の木や花が随分やられてしまって。
道沿いには、前回妹が来た時に花を植えてくれていたから
わたしはもっぱら、裏庭の片付けと草むしり。
また彩りを取り戻してくれるといいのだけれど。
親孝行とも言うのもためらわれるような、
こんなささやかなことなのに
母は「心配をかけてつらい」と言う。
でも「今しなかったらいつするの」と問いかける、
わたしの中の声に、言い訳したくないだけのことだから。
わたしのわがまま、ただの自己満足だと思って、
母には何とかがまんしてもらうことにしよう。