この週末、待ちに待った夏のオペラ、
ついに「カルメン」を観て来ました。
とても斬新な舞台装置、
華麗な衣装の数々に、心躍るメロディーやハーモニー。
ああ、本当に心から堪能しました。
もう終わってしまったなんて信じたくないくらい。

今回の演出ではカルメンは
色気たっぷりの単なる性悪女というよりは
魅惑的だけど、芯のある自由な女という感じ。
法律にも仕事にも愛にも人にも縛られない、自由な女と
法律にも仕事にも愛にも家族にも縛られ、執着する男。
カルメンは男は平気でだますけれど、
自分には、死ぬまで嘘をつかなかった。
自由であるためには、死をも厭わなかった。
その意味では、カルメンにとって死は悲劇じゃなく、
むしろ自由を全うした、勝利だったのかも。
むしろ、救いようのない悲劇だったのは、
カルメンに執着し束縛することでしか愛することが出来ず、
挙句に、愛も、彼女も、自分を慕うミカエラも、自分の人生も、
すべてを永遠に失ったホセの方だったのかも。
今年も本当にいい舞台に出会えたことに感謝しつつ、
来年の夏のオペラをまた、楽しみにすることにしましょう。
ついに「カルメン」を観て来ました。
とても斬新な舞台装置、
華麗な衣装の数々に、心躍るメロディーやハーモニー。
ああ、本当に心から堪能しました。
もう終わってしまったなんて信じたくないくらい。

今回の演出ではカルメンは
色気たっぷりの単なる性悪女というよりは
魅惑的だけど、芯のある自由な女という感じ。
法律にも仕事にも愛にも人にも縛られない、自由な女と
法律にも仕事にも愛にも家族にも縛られ、執着する男。
カルメンは男は平気でだますけれど、
自分には、死ぬまで嘘をつかなかった。
自由であるためには、死をも厭わなかった。
その意味では、カルメンにとって死は悲劇じゃなく、
むしろ自由を全うした、勝利だったのかも。
むしろ、救いようのない悲劇だったのは、
カルメンに執着し束縛することでしか愛することが出来ず、
挙句に、愛も、彼女も、自分を慕うミカエラも、自分の人生も、
すべてを永遠に失ったホセの方だったのかも。
今年も本当にいい舞台に出会えたことに感謝しつつ、
来年の夏のオペラをまた、楽しみにすることにしましょう。
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