ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

続・カルメン

2009年04月10日 22時25分00秒 | 音楽・アート
夏の佐渡裕さんのオペラ「カルメン」
せっかくだから徹底的に楽しもうと、
これまで、テレビでカラヤンの「カルメン」を見、
ラジオ仏語講座でカルメンを読んだわたしですが、
今日はさらに、兵庫県立芸術文化センターで
「早わかり!カルメン~魅惑の名旋律」と題した
ワンコイン・レクチャーにも参加。

この夏の「カルメン」を楽しみにしてる人が多いのか
定員800名の中ホールはすべて完売。
講師の音楽評論家の先生も驚いていらしたくらい。

若き日のプラシド・ドミンゴがホセを演じる
フランチェスコ・ロジー監督の映画の映像や
オペラ歌手による生演奏を交えての
とても楽しく、盛りだくさんで
飽きることのない講演でした。



しかも席が前から2番目のど真ん中だったため、
歌手の方々の美しく、迫力ある声が、
空気をびりびりと震わせる波動を
体の真正面から浴びて、圧倒される心地良さ。

音楽というのは、演奏家や歌手が発する振動や響きを
聞く人が、自分の体中の細胞で共鳴させて
そうして、生まれるものなのかも。
だから本当は、その人によって
聞こえている音は、全く同じではないのかも。

音楽って、いいなあ。
人の声って、すばらしいなあ。
改めてそう思いつつ、
夏のオペラが、一段と楽しみになりました。

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2 コメント

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Unknown (Goodweather)
2009-04-12 20:27:09
花うさぎさん、こんばんは。
びっくりしました!【カルメン】のレクチャー・コンサートに800人ですか!【カルメン】は確かに日本人には人気のオペラですが、これは流石に《佐渡効果》でしょうか(笑)でも、私自身とてもオペラが好きなのでこういうお話を聞くと嬉しいですね。普段私達の生活には余り近いとは言えないオペラ、人気のオペラからでいいからもう少し日本人の文化の中に根付いてくれたら嬉しいですね。私自身、ウィーンに行ってそれを強く感じました。
桜は散り始めて春とは思えないような暖かさですね。一つ辛い事があってもまた気持ち良く夏に向かえると嬉しいな、良く考える今日この頃です。桜の花びらのように潔く散る事が出来たら良いのですが、中々人間ってそうはいかないですね(笑)
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Unknown (花うさぎ)
2009-04-13 14:13:12
こんにちは~。そうなんです、レクチャーに800人びっしり。それに今回は第1回目で、第2回目も来月あるんです。そちらもすでにほぼ完売なのだとか。自分で行っておいてなんですが、本当にびっくりですよね。仰るとおり、佐渡効果に他なりません。

でもきっかけが何であろうと、こうしてオペラの裾野が広がり、市民に親しまれるのはいいことですよね。帰りに3人組のおばあちゃま方が「あの5重唱は楽しゅうございましたわね」などと仰ってるのを耳にすると、わたしまで嬉しくなりました。

それからど素人のわたしが言うのは失礼かもしれませんが、「魔笛」のパミーナのアリアは大好きです。叙情的で、繊細で、美しくて、心がふるえるようで、昨年夏のオペラの時には思わず涙してしまいました。Goodweatherさんがその声質にぴったりだなんて、わたしにはとても素敵に思えました。

潔く散ったりしないで(笑)、Goodweatherさんなりの、美しい花を咲かせてくださいますように。
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