17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。
まずひとつ目は、金曜日にチョコを贈った
インターンさんからのメールが届いたこと。
「完全にやられました!
当分味噌汁には困りそうにないです。
今日は味噌汁の夢を見ると思います。(後略)」
うふふ、やった、やった~。
思い通りの反応に、大満足。
バレンタインはこうでなくちゃ。
この小さなよろこびは、
早速同僚と分かち合わなければ。
それからふたつ目は、
OL時代の友達3人で久しぶりに集まって
6時間もの間、おしゃべりに花が咲いたこと。
お互いの、意外な共通点や、
共通の悩みもいっぱい発見したし、
同時に、面白いくらい違う点も。
似ていて、それでいて違う3人だからこそ
お互い、違う道を歩みながらも
理解しあえるものがあるのでしょう。
薄くもなく濃くもない、心地良いつながり。
ひとつ目と種類は全然違うけれど、
これも、わたしの大きな大きなよろこび。
今日は3月を通り越して
4月のような暖かさ。
朝早めに起きて、父母のもとへ。
父のいなくなった庭には
あるじを待つ盆栽が淋しげに並び
八重の水仙が早春の陽射しの中で揺れていました。
腰を痛めた母のいる実家では
母に代わって掃除機をかけたり
こわれたテレビを運び出したり
高いところにしまってあった、加湿器を取り出したり。
わたしに出来ることは、その程度。
一方、今日の父は、わたしの名前も言ってくれて、
カメラを向けて「はい、笑って」と言うと
父に出来る精一杯の笑顔を見せようとしてくれた。
たぶん他人には、笑顔に見えないだろうけれど
わたしには十分な、うれしいうれしい、最高の笑顔。
バレンタインだから、と
カメラをもった手を思い切り伸ばして
二人で記念写真も撮ってきました。
何枚も撮って、ピントが合っていたのは
ようやく1枚くらいだったけれど。
一生懸命笑顔になろうとしている父と
から元気のわたしとの、
ちょっぴり切ない、ツーショット。
片道2時間半の道のりで体は少し疲れたけれど、
なぜだか、心は癒されたような気分。
素敵なバレンタインのプレゼントを
お父さん、ありがとう。
昨年のバレンタインには
上司にパイナップルを丸ごと贈って楽しんだのだけど、
今年は上司が女性で、しかもお休みなので
今日が最後のインターンさんに、ターゲット変更。
彼は半年以上の長きにわたり
本当によく手伝ってくれたので
その労もたっぷりとねぎらわなければ。
そこで同僚の女性3人で
3つの可愛らしいチョコレートを準備して
彼が席をはずしている隙に
そっと彼のかばんの中に忍ばせました。
でも、ただのチョコレートだけのはずもなく・・・
実は、この中にはチョコレートに混じって
このようなインスタント味噌汁が
ぎっしりと仕込んであるのでした。
このお味噌汁は、うちの職場が良く使う
ケータリングのお弁当に付いてくるものなのだけど
飽きてしまって残しているうちに
山盛りたまってしまったもの。
それをお昼休みに、3人でせっせとプレゼントに仕込み、
分からないように、綺麗にラッピング。
しかもこれを思いつき、買いそろえてきたのは、
職場でもっとも大人しく、まじめそうな同僚。
わたしでもここまでは思いつかなかったのに、
あの彼女が、こんな上級者だったとは。
受け取るインターンさんもかなり愉快な人だけに
彼のリアクションを楽しみにしつつ。
先日、体組成計を買い換えました。
今までの物は、体重、BMI、体脂肪率、
内臓脂肪レベルと基礎代謝だけだったのが
骨格筋率と、体年齢も計測出来るものに。
計る時間帯によって微妙に変わるものの
おおむね、体年齢は実年齢のマイナス8歳と出て
なんだかとても、うれしい気分。
ただわたしは骨格筋率と基礎代謝が低めで
体脂肪率がやや高めなので
運動不足が丸わかり、というおまけ付き。
BMIは標準の中でも少な目の方で
内臓脂肪レベルも低く、自分では満足してたのに、
かかりつけの漢方医からは、
冷え性やホルモンバランスを整えるためには
もう少し体重を増やすように言われました。
ただし、体脂肪率はこれ以上増やさず、
だからといって、落としすぎることなく。
つまりは、今ある脂肪はともかく、
まずは筋肉をつけなさいということだろうけど、
筋肉のつきにくい体質のわたしには、結構難題。
以前、5年間週2日くらいのペースでジムに通っても、
筋肉量は殆ど増えず、インストラクターにも
「体質ですから」と諦められたくらい。
でも「実年齢マイナス8歳」に気を良くして
この春は、筋肉増強計画にチャレンジ。
6kgのみみにゃんを抱っこしたままの
「みみにゃんスクワット」なんて効くかも。
まずは「マイナス10歳」を目指して。
3月の上旬のような陽気につられて、
今日街を歩いていたら、
ほのかに漂ってきた、梅の香。
まだ冷える日もあるだろうけど
少しずつ少しずつ、春が目覚めている様子。
このブログを始めて、まもなく丸1年。
父にはもうわたしのブログを読むことは出来なくなり、
腰を痛めた母もめったに読めなくなってしまったけれど、
こうしてまた、春はやってきてくれました。
来年の春を迎えるまでには
またいろいろなことがあるだろうけど、
このブログはわたしにとっても
気持ちの整理をつけたり、
面と向かっては言えない思いを伝えたり、
このブログを読んでいない人たちにも
陰ながら、気持ちを贈ったりする、
そんな大切な場所になっているみたい。
それを読んでくださっているみなさんがいることが
わたしの何よりの励ましになっています。
いつも読んでくださって、本当にありがとう。