昨日は電車に揺られて実家へ行ってきました。
新緑の山のかしこに、山桜がほんのりと桃色を灯し、
土手沿いの菜の花は、暖かな黄色を揺らして。
いつものように父の入院している病院に行くと、
父はますます色白になって、顔は薄桃色。
地面を踏むことをやめた足は、ほっそりと痩せ、
手も足も、ますます幼子のように柔らかになって。
このところ、わたしはなぜだかよく父の夢を見る。
目の前の父は、めっきり口数も減り、
少しずつ少しずつ離れて行ってしまう感じがするのに
夢の中では、父はますます身近で威勢がいい。
つい先日も、父との「あっちむいてホイ」の熱戦の最中を
目覚まし時計にたたき起こされ、中断したばかり。

その威勢の良かった父に替わって、
裏庭の土おこしをし、野菜の苗をいくつか植えました。
農家の末娘なのに農作業が苦手な母は、
畑仕事をしていると、通りすがりの人が見かねて、
やってやろうかと言われてしまうほどらしいけれど、
その母が見かねるくらい、わたしもへっぴり腰らしい。
口に出すのも疎まれる、例のミOズが出てくるたび、
ぎゃーぎゃー叫んで、逃げ回ってばかりで。
でも次行く頃には、一回り大きくなっているといいな。
それまで、父とはまた夢の中で
「あっちむいてホイ」の続きでもしよう。
新緑の山のかしこに、山桜がほんのりと桃色を灯し、
土手沿いの菜の花は、暖かな黄色を揺らして。
いつものように父の入院している病院に行くと、
父はますます色白になって、顔は薄桃色。
地面を踏むことをやめた足は、ほっそりと痩せ、
手も足も、ますます幼子のように柔らかになって。
このところ、わたしはなぜだかよく父の夢を見る。
目の前の父は、めっきり口数も減り、
少しずつ少しずつ離れて行ってしまう感じがするのに
夢の中では、父はますます身近で威勢がいい。
つい先日も、父との「あっちむいてホイ」の熱戦の最中を
目覚まし時計にたたき起こされ、中断したばかり。

(父の病院の玄関には、チューリップが満開)
その威勢の良かった父に替わって、
裏庭の土おこしをし、野菜の苗をいくつか植えました。
農家の末娘なのに農作業が苦手な母は、
畑仕事をしていると、通りすがりの人が見かねて、
やってやろうかと言われてしまうほどらしいけれど、
その母が見かねるくらい、わたしもへっぴり腰らしい。
口に出すのも疎まれる、例のミOズが出てくるたび、
ぎゃーぎゃー叫んで、逃げ回ってばかりで。
でも次行く頃には、一回り大きくなっているといいな。
それまで、父とはまた夢の中で
「あっちむいてホイ」の続きでもしよう。