「あれーまた新しいレストランができたみたい…」と、京都の東山駅の前を歩いていたミモロ。

赤い扉を開けて、ミモロは、ランチを食べに店内へ。


「黒板にメニューが書いてある」



「わー大きなハム…」

このお店をオープンしたのは、「京都ホテル オークラ」で、十七年間、料理人をつとめた東出幸治さんとかつて同じ職場にいたおふたり。「えーホテルにいらしたのー?」と、ミモロは、できる前から、味に期待を膨らませます。

「それにお客様とお話するのも馴れなくて、料理を作っていると、それに集中しちゃいました。ここは、自分たちだけのお店ですから、接客も大切ですよねー。もうだいぶ慣れましたけど…」とにこやかに。
「もうすぐできるかな?」

「はい、できましたよー」

ホテルの食器は、白などが定番。でも、ここは、東出さんの出身地滋賀の信楽焼の器を選らんで使うことにしたそう。「食器選びも自分で…。でも何より、メニューを自分たちで決められるのは、ホテルと違います。やはりホテルには、ホテルの味というのがありますから、それに沿うような料理が求められます。でも、ここでは、自分たちが使いたいと思う食材が選べ、それに合わせてメニューが決められます。お客様に好まれないものは、即取りやめ…お客様からの反応が、すぐ伝わってきますから、怖い反面、喜んで頂けるとうれしくなります」と。
「ところでOCCOBEって、どいう意味?イタリア語?」とミモロ。「よくイタリア語かと言われますが、実は、これは僕のあだ名。おっこべぇって、末っ子って意味なんです。おばあちゃんが、子供の頃から、こう呼ぶんでー」「えー方言なの?滋賀県の?」「うーごく一部の地域で使われた言葉だと思いますよ…」と。
あっという間に、ハンバーグを平らげたミモロ。「今度、夜も来たいなぁー」と。
夜は、すべてアラカルトで、ポーションもほどよい大きさで、いろいろな品が味わえるそう。
「ワインも今、いろいろ揃えているんですよー。今年の冬は、『冬の野菜に負けない白ワイン』などをテーマに品揃えします。赤ワインもボディーのしっかりしたものを…」ワインは、グラス(500円)でも味わえます。

「近所に素敵なお店ができてよかったー。お友達誘って、また来まーす…」と、ホテルの元料理人のお料理が、手軽に味わえるお店です。
*「キッチンOCCOBE」京都市東山区東山三条東入ル南側 電話075-752-1015 昼11:30~14:00LO 夜18:00~21:00ごろ 不定休 東西線東山駅徒歩1分。出口からすぐ右へ。

人気ブログランキングへ
ブログを見たら、金魚をクリックしてね。ミモロからのお願いでーす。