真言宗「狸谷山不動院」の250段におよぶ階段を昇り、本堂前に到着したミモロ。
本堂は、清水寺と同じ、懸崖造りと言われる急な斜面に柱を立てて建物を作るスタイルです。
境内の順路に従い、まずは、小さな社に参拝します。
ここは、「三社大明神」と「うすさま明神」をお祀りしています。「うすまさ明神」は、不浄を浄める神さまと言われ、近年、トイレの神さまとして女性の参拝者が多いところ。「ここにお詣りすると、美人になれるんだって…」
ミモロ、ただお詣りしてもダメ。ちゃんとトイレをキレイにしないと…。
社の木彫がなかなか素晴らしいものが。
次は、宮本武蔵が、一乗寺下がり松での吉岡一門との対決を前に、修行をしたと言われる「不動の滝」。
奥に山から落ちる滝があり、武蔵だけでなく、多くの修験者が打たれた滝が。ミモロ、何してるの?
「うー重い」 お詣りする前に、修験者のもつ鉄の杖をシャラシャラ鳴らしてください…との表示。ちょっとミモロには、無理なよう。
「ここで修行するのー」
不動明王が睨む前に、立ちすくむミモロ。滝のしぶきが、見つめるミモロに降り注ぎます。
そこから、最後に33段の階段を昇ると本堂です。
『女坂」は、33段、「男坂」は42段。「これって、厄年の数じゃない?」
懸崖造りの本堂は、清水寺同様、広い舞台も備えています。
「お詣りしよう…」
暗い本堂の奥に不動明王がおいでになるそう。お姿は拝見できませんでしたが、静かな本堂の中にいると、心が鎮まる気がします。
「わー高い…」
瓜生山の中腹にある本堂からは、京都の町が望めます。
さて、参拝を済ませたミモロは、御守を頂きに…。さまざまな種類が揃う御守やお札の中で、気になったのは…
小さなわらじ
お迎え大師さまに、健脚をお願いするわらじです。「ちょっと履いてみよう…」
ミモロには、小さすぎるよう…。わらじに付いた紙に、名前や願い事を書いて、お迎え大師さまに供えます。
「これもカワイイ…」黄色のタヌキの鈴。リンリンと、とても美しい音色で、厄を払う御守鈴。
御守を求めると、「これお供えに頂いたお下げのお品…どうぞ…」と、生八ッ橋のお菓子を頂戴しました。山の水をつかったコーヒーを注文したミモロは、ひと休み。
「今度は、くだりだから、階段楽だねー」でも、下りの方が、転びやすいから気を付けて…。
「OK!」思わぬ、おやつを頂いたミモロは、一歩一歩慎重に階段を下りて行きました。
*「狸谷山不動院」の情報は、ホームページで。
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