ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

紅葉の「南禅寺」の別院「南禅院」での早朝の坐禅会。24日は、盛りを迎える紅葉が楽しみに

2013-11-14 | 体験

毎月第2,4日曜の午前6:30から、1時間ほど「南禅寺」で行われる「暁天坐禅会」。いつもは「龍淵閣」という境内奥の大きな広間のある建物が会場に。でも、今年11月だけは、別院の「南禅院」で行われることに…。
そこで、ミモロは、早起きして、久しぶりに坐禅へと向かいました。
色づきだした紅葉を見ながら「南禅寺」の三門の前を過ぎ、境内を奥へ。この日の坐禅会場である「南禅院」へと急ぎます。
朝、6時台は、まだ夜の薄暗さが残る時間。空気も冷めたく、眠気も吹き飛ぶよう…。
息を切らせ、「南禅院」に到着。

「南禅院」は、亀山天皇の離宮の跡で、「南禅寺」発祥の地といわれるところ。方丈は、元禄年間に、5代将軍、徳川綱吉の母、桂昌院の寄進により再興された、総檜の入母屋造こけら葺き。内陣には、亀山法皇の木造(重要文化財)が安置され、狩野派の絵師により水墨画の襖絵が。
 
「こんな場所で坐禅ができるなんて・・・感激…」とミモロ。開け放した室内は、外と同じ気温。坐禅経験者のミモロは、久しぶりの坐禅に、身も心も洗われたような心地に。この日の参加者は、20名ほど。20代、30代の若い参加者の姿が目立ちます。
約1時間、この日は、3回に分けて坐禅をしました。ミモロは、僧侶が前を通ると、合掌して警策をいただきます。「この痛さが体中の細胞を目覚めさせる気がする・・・」と。確かに、坐禅の間、この痛みに神経が集中して、それが和らいでゆく感じに心地よさを覚えます。

さて、その日の法話は、人の結びつきのありがたさに関するお話でした。最後に皆で般若心経を唱え、坐禅会は終了。「ちょっと寒かったけど、爽快だねー」と。

ミモロは、静寂に包まれたお庭を拝見することに・・・
「心が鎮まるねー」
庭園は、亀岡法皇の離宮の庭の面影を残す、鎌倉時代の代表的な池泉回遊式庭園。京都の三名勝史跡庭園のひとつです。桜、楓などが池の周りを彩ります。
「紅葉は、きっと次ぎの坐禅会の時が見ごろかも…。また来なくちゃー」楓は、まだ枝先が色づいたばかり。でも、このところの急激な冷え込みで、かなり色づきもスピードアップされそうです。
池には、鴨が紅葉の木々の下で、のんびり。「こんなりっぱなお庭に暮らせるなんて、幸せだねー」と。

坐禅を終えて、ミモロは、境内をお散歩することに・・・。
まずは、水路閣へ。「紅葉は、もう少し…」

続いて、法堂のそばへ。
 御本尊の釈迦如来さまにお詣りします。
参拝を終えて、三門へとトコトコと…
「あ!」というと突然立ち止まったミモロ。見ると足元にドングリがいっぱい。
きっと誰かが集めたもの…。

ミモロ、後ろ・・・「えーなぁに?」振り返ると、そこには、鮮やかに紅葉した枝が伸びています。
「わーキレイ…」境内には、すでに見事に紅葉した楓も…。「秋だねぇー」と、しばし紅葉を見上げます。

三門の石段にも、赤や黄色の落ち葉が…

秋が深まる京都…お散歩の楽しみもいっそう…。
 


*「南禅寺」 『暁天坐禅会』の詳しい情報は、ホームページで。次の坐禅会は、11月24日06:30~「南禅院」にて。参加無料、時間厳守、温かな服装で、ただし坐禅は裸足が原則。

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コメント (6)
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