京都、地下鉄「東山駅」から、徒歩2分ほど、三条通を一筋、南に下がった道沿いにある町家が、「亀仙工房」(きせんこうぼう)です。
実は、このお店、週末などお休みの日だけ開いており、平日は、閉店。「だから今まで気が付かなかったんだー」と、古川橋商店街に行くときに、よく前を通りながら、ずっと気づかなかったお店です。
ある週末、ミモロは、「今日はお店を見に行くんだー」と、楽しみにお出かけです。
中にはいると、そこは畳敷きのお座敷。そこに店主の亀井弦さんが座っていました。
「あのー見せてもらっていいですかー」そうひと言挨拶して、お店の中を歩き回るミモロです。
「はい、どうぞ、ゆっくり見てくださいねー」と。壁の棚には、色とりどりの手ぬぐいがズラリ。
「わーキレイな色…なんか元気になっちゃう色だねー」
水玉模様やお花をはじめ、シンプルな柄が、手ぬぐいやスカーフ一面に施されています。
染色作家の亀井さんの工房は、右京区にあるそう。そこで平日に創作した作品を、ここで販売しています。ここにお店をオープンしたのは、2004年のことだそう。もともとここは、ご実家所有の町家で、そこを改装してお店に。
染色の技術は、独学で修得…。ロウケツ染めの技法を使い、オリジナルのパターンで染め上げた手ぬぐいです。
「パターンは、今、50種類以上あるんですよ。季節的に変化を付けています」と。
「京野菜などをテーマにしたものもありますが、伝統の文様とは異なり、僕のオリジナルです」。
「いろんな柄や色があるー」
白地を残し染めるたもの以外に、まず全体を染めて、さらにその色を残して、重ね染めした作品なども人気だそう。
「これ、スカーフやマフラに、これから便利かも…」
「ほらねー」
「首の回りが温かい…」しなやかで、ソフトなガーゼ素材のスカーフは、首への馴染みもやさしく…。コットンでも結構温かです。亀井さんの作る手ぬぐいも、夏、汗をかく首元に締めるのに重宝します。「手ぬぐいぽくなくて、コットンのスカーフって感じだよねー。汗かいても、すぐ洗えるし、使い勝手がいい…」
風情ある京都らしい町家の中で見ると、和風テイストぽく見えますが、他の場所で見ると、洋服に似合うデザイン。
プリントのものと違い、手染めなので、裏側も白くないのが、使いやすさをさらに…。
店内には、陶器もいろいろ並んでいます。亀井さんのお父様と妹さんは、陶芸家。
「これ、糸巻の形?わー恐竜の模様のお皿がユニーク…」遊び心を感じさせる、なかなか個性的な作品揃い。
手ぬぐいに続き、陶器の作品を見て行くミモロ。
今や、京都のお土産として人気の手ぬぐい。「自分へのお土産にしたくなっちゃうかも…」
日本の伝統の品は、デザインにより、現代ファッションにもマッチ。若い人から年輩まで、男性のお客様も…。
週末、東山に来たら、ぜひ寄ってみて…お気に入りの品が見つかるかも…。
「うーどれにしようかな?迷っちゃうー」ミモロ、そろそろ決めてー「うーん、だってー」まだ決めるには時間がかかりそうです。
*「亀仙工房」 京都市東山区三条通南裏白川筋西入ル二丁目八軒町448 075-531-6118 10:00~18:00 土・日曜・祝日営業 平日休み
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