桜が終わった京都は、新緑の季節を迎えました。「お散歩に一番気持ちいい季節だよね~」と、ミモロは、爽やかな風と日差しに包まれながら岡崎エリアのお散歩に出かけました。
鴨川の東側の三条通は、蹴上までつづくハナミズキの並木が、今花盛り。白やピンクの花が、東山へと美しいラインを作っています。
三条通が白川と交差する辺り、ある朝ミモロは、川沿いに立ち止まりました。どうしたの?
「し~、静かに~ほら赤ちゃん…」。ミモロが見つめる白川を覗くと、そこに鴨のヒナが泳いでいます。
「あ、流されちゃう~がんばって~」と、対岸から親鳥を追って、ヒナが必死に流れを渡っています。
結構、水量の多い白川、流れも急になっています。そこを水かきを必死にパタパタ動かして、ちょっと流されながらも対岸に渡ろうとするヒナたち。
「あ~よかったママのところに到着できて~」
「ムシャムシャ」対岸についたヒナは、お腹が空いたのか、水辺の草を食べています。「あ、またママに遅れちゃうよ~」と、心配するミモロです。
いま、10羽のヒナが白川で育っています。10羽の世話をするママは大変…常に周囲を見回して、カラスなどの襲撃に警戒しています。「パパは、どうしたんだろう…ちゃんと育児手伝わなくちゃダメだよね~」と、雄の鴨を探しますが、その姿は見えません。
「無事に大きくなるといいね~。カラスが来たら、ミモロが追い払ってあげる…」う~ネコだけど、ちょっと小さすぎてミモロが襲われちゃう危険も…。
「ほかにも鴨の親子がいるところが近くにありますよ~。行ってみたら~」と白川沿いの住民の方に教えてもらったミモロ。
「ホント?あとで行ってみます~バイバイ…」と手を振って白川を後にしました。
さて、しばらく鴨の親子を見守った後、「平安神宮」へと続く神宮道をトコトコ北へ。
「わ~気持ちいいね~」
つい先日まで、桜が彩っていた琵琶湖疏水も、今は緑一色。
ミモロは、「京都府立図書館」へ進みます。
「緑のトンネルだ~」ベンチに座って木漏れ日を浴びながらひと休み。
「図書館でご本借りて、ここで読みたいね~」と。それもいいかもしれません。
そこから、「ロームシアター京都」の方向へ進みました。
「わ~満開~」今年は、連休前にツツジが満開に。5月のGWには、ツツジの名所、蹴上の浄水場が一般公開され毎年多くの人が、山の斜面のツツジを楽しみに訪れます。「4600本もあるんだよね、ツツジ・・・今年は早めに行かなくちゃ~」と。
*「蹴上浄水場ツツジの一般公開」は、5月4日から5月8日まで。朝9時から、午後3時半まで入場できます)
「みやこめっせ」の前でツツジを観賞したミモロは、さっき教えていただいた場所へ、鴨の親子に会いに向かいました。
「ここかなぁ~」と訪れたのは、日蓮宗の本山「要法寺」です。
「東山三条の交差点で、滋賀銀行のそばって言ってたから、きっとここだよね~」と境内へ。そこには石橋が架かる池がありました。
「どこだろう?」と池のまわりを歩きます。池からはピヨピヨとヒナのなく声が聞こえてきます。
「あ、いた~」
池の中央部には親鳥が座り、ヒナの様子を見守っています。そのそばを自由に泳ぎ回る4羽のヒナたち。
「ここのヒナの方が、のんびりしてる…それにパパも育児に参加してる…」
「ここの池には、毎年鴨が来て子育てするんですよ。」と通りかかった方。
「へぇ~そうなんだ~知らなかった~」とミモロ。
この池で育ったヒナたちは、梅雨前には、ここから鴨川に向けて道を進んでいくのだそう。
「それ見たい~」とミモロ。川端通など交通量が多い通りを渡るときは、警察官が車を止めて、鴨の親子を渡らせるそうです。
昨年は、5月31日7時ごろに池を出発、鴨川へは1時間ほどかけて到着した模様です。
「去年は、14羽もいたのに、今年は4羽って少ないですね~」と、毎年鴨を見守るという方。
「まだもう少しかかりそうだね~まだ小さいもの…」鴨川に渡るころは、親と同じくらいの大きさの立派な若鳥になります。
「白川の鴨も鴨川にお引越しするよね~。そっちも気になる~」と、5月は、ヒナの成長観察がミモロの楽しみになりそうです。
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