雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

蛇のはなし 蛇神としての縁起物

2013-01-10 09:42:30 | 動物
昨年、元旦に入園料無料と言うので、円山動物園(札幌)に行って見ました。久々の動物園行きでした。
冬の姿の沢山の動物達を見て、良い新年を迎える事が出来たのでしたが、その時蛇たちの展示されている場所ではいろいろな姿の蛇を見る事が出来ました。今年の正月に動物園に行けば、ヘビ年にぴったりだったのにと今思っています。ヘビにはいろいろな姿のものがいるのです。
見物客の中にはヘビに感心を持つ女性がいて、熱心に写真を撮る人がいるのに驚きでした。
むかし、道東の津別(町)に住んでいる時、玄関の入口の柱にヘビがまくりついていた事があります。「ヘビが来るなんて縁起が良いのです」と言われたりしました。内地では家に住み着いているヘビは大事に住まわせたままだと聞きます。家の守り神にしているらしいのです。
カムイラビットが近年で蛇を見たのは、北海道医療大学の薬草実習林の散策路の脇の木に蛇がいて、その大きさに驚きました。自然の中で身近にこの大きさのヘビを見たのははじめてした。
むかしは、よく青大将もタのヘビも、どこにでも見られたのですが、このごろは自然の中でなかなか見られなくなりました。「風のガーデン」(富良野市)の花の道にも小さな蛇がいたと、ラビ妻は驚き声で話しをしていました。まだまだ自然には蛇も居るのです。
むかしの小学校低学年の時の話になりますが、ヘビの抜け殻(青大将)を持ってくる友達がいて、皆が少しずつもらって大事に使いました。まずは蛇の抜け殻を「イボ」にこするのです。こすることによりイボがなくなると言うのです。当時、戦時下でしたので食料不足からか、多くの子供に顔や手にイボが出来ていました。このイボ取りにともらったのです。治るかかどうか、ただの言い伝えかは知りませんが、信用してこの行為をしたのです。
ヘビの抜け殻を財布に入れると金がたまるとの話もこの時から聞いていました。現在でもその言い伝えが通っています。
もう十数年前の話になりますが、山口県岩国市錦帯橋を渡った時の事です。向こう側に渡り終えると、生きた白蛇を展示する建物がありました。何がしかの観覧料を払って見ましたが、白い蛇を見るのはこれが初めてでした。白蛇を見ると何らかの御利益があるものと思われます。
よくテレビに女性が大蛇を巻いている映像が流れてきますが、女性の度胸の良さに驚きます。それでもそのような機会があれば蛇を巻いて見たいとカムイラピットは思っています。