雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

ならぬことはならぬ

2013-01-20 18:46:26 | 教訓
NHK大河ドラマは毎回見る事にしています。昨年の「平家物語」は視聴率が低迷し、今年の大河ドラマ「八重の桜」で挽回を図ると言われています。昨年のドラマは画面が暗く、物語が複雑であったこともあって視聴率が悪かったものと思われます。
今年の「八重の桜」は期待がもたれる滑り出しで、これからが楽しみです。今日も楽しみました。
舞台となっている会津藩の教えの中に「ならぬことはならぬ」という言葉があります。こうした教えは現在でも大切な言葉と思われます。藩士の子供たちに「ならぬことはならぬ」と繰り返し教えられています。

話は変わりますが、私が通う図書館の話ですが、2週間前から週刊誌、月刊誌の置く場所から本が引き上げられ、「読みたい方はカウンターまで申し出て下さい」とあります。何か作業のためにそのようにしていたと思っていました。
一応確認をしようと「どうしましたか」と聞いて見ると、「カバーをはずして中味(本)を持ち帰る人がいますので、当分様子見でそのようにしています」とのことでした。
図書館に通う人(図書館の恩恵を受けている人)でさえ、本を盗む人がいることに、世の中のモラルが低下してきているのに憤りを感じました。借りた本に赤線を引くとか、必要な所をやぶいて(切って)いくとか、その行為をする人の心の貧しさにがっかりします。
会津藩では「ならぬことはならぬ」と子供の時から厳しく教えられているので、心の貧しい人は出なかったものと想像します。

ついでにカムイラビットに関しての話を少しして置きます。札幌ではなかなかすべてに信用は出来ないという話です。わが家の家庭菜園では、その時二つしか植えていなかった「キャベツ」がさあ収穫しようと畑に行くと、盗まれてしまっていました。人が入り込まないような場所でしたので、それは驚きでした。
ようやく大きくしたのにと、盗人の心をうたがいました。盗んだキャベツをどう家庭で説明して食べているのでしょうか。
また、その畑でトマトを植えていた時の事です。青なりのトマトが刃物ですべて半分に切られて捨てられていたことがあります。肝心な花芽の部分も切られていて、この年はさっぱりトマトが食べれなかったことがあります。
また、昨年は地方のAさんからお借りしている札幌の土地(荒れ地)を少し耕し、カボチャを植えました。土地が悪かったので何本か植えた中の一本のカボチャがようやく大きくなりました、その茎に一個だけ食べられそうに成長しました。さあ収穫しようと行って見ると、そのカボチャは盗まれており、残念な結果となりました。盗んだ野菜は美味しく食べられるものなのでしょうか。その気持ちがまったく分かりません。
昨年はトマトを沢山収穫し(植え)ました。地主さんからの話ですが、私の隣を借りているTさんが私のトマト畑に入り込み袋にトマトをいれ盗んでいるのを見たそうです。
「人が見ている中で、盗むのだから、人が見ていない所では何をするかわからない人だ」と話していました。心が貧しく育った人なのでしょう。あり余るほどの収穫でしたので、そのままにしておりますが、隣人でも信用ならぬものだということです。こうゆう人はスキがあれば盗みをくりかえすのでしょう。
別な話ですが、地主さんがこうも話してしました。イモ(馬鈴薯)を盗まれたことがあると言います。「イモの茎葉はいつもと変わらなく元気ですが、気づくと根元からイモを掘り出しており、盗まれていたそうです。新手のイモ泥棒の手口です。
また、網で囲んでいるトウモロコシの畑に、柵の中に泥棒が入っていたことがあるそうです。この話を聞いた時、もし盗人が刃物でも持っていたらと思うと恐ろしくなりました。
「ならぬことはならぬ」という会津の言葉に重みがあります。世の中がくるわぬようになることを願っています。