ムクゲ花盛り
ソウルオリンピックの一年前に韓国に視察に行きました。高地研(北海道高等学校地理教育研究会)の海外旅行です。その季節は8月の10日前後でしたが「ムクゲ」が丁度咲いておりました。話しを聞くとムクゲは韓国の国花という事で、その時はじめて「ムクゲ」の木の名を覚えたのでした。季節は8月でしたが、札幌では9月の今が花盛りです。韓国とは少し季節が違うのでしょう。
カムイラピットは韓国旅行を終えて何年かして道東の清里高校に転勤となりました。この町のママさんバレーチームに「ムクゲ」と言う名がありました。おかしな話であると思い、そして後に納得したのでした。
動物の長くふさふさした垂れ下がった毛は「むく毛」と言いますが、この名をチーム名にしたかと思ったのはおかしな話で、後に清里町の町花が「ムクゲ」で、その名を取ったのだと分かり可笑しがりました。
ムクゲには薄紫がかった花色が一般的ですが、我が別荘の大きな木に成長したムクゲは白色の花、二つ目は白の花の真ん中に赤色、そして三本目のムクゲが花自体がピンク色と三人三様でなかなか凝っています。今年はムクゲを剪定もしないでこの花咲く時期を迎えたものですから、なかなか見ごたえある大きなムクゲの木となっています。
カムイラビットの別荘の庭に植えられている三色のムクゲ
ムクゲを国の花にする韓国、ムクゲを町の花にする清里町とありますが、町の人の中にはムクゲを極端に嫌う人もいるそうです。理由はいたって簡単で、ムクゲは一日咲いたのちぽとりと一輪そのまま花を落とすので、庭の掃除が大変なので嫌いだと云うのです。
花は綺麗なので好かれますが、面倒がりやは嫌っているのです。