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けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

エンルム岬 ここも「アポイジオパーク」の一角

2014-09-17 21:17:04 | 自然

様似町 エンルム岬

ジオパーク、アポイ岳の案内施設に立ち寄り、展示物を見ている中で、なにげなく目に止まった「エンルム岬」の写真・紹介に興味を持ちました。ラビ妻に話して帰りには立ち寄って見ようという事なり、その足で様似町のエンルム岬に立ち寄りました。そこには何か素敵な事が有りそうな予感がしたのです。

襟裳岬のもともとのアイヌ語はエンルムと言われていて、様似の島の名もエンルム岬であり、その存在の様から親(襟裳岬)子(エンルム岬)の関係が有りそうな地名で、面白くもあり楽しくなります。

エンルム岬は「陸繋島」といわれる地形で、トンボロ(陸繋砂州)で島が陸続きになっている小規模な模型の様な地形なのです。様似市街に入るなり、島の方向に向けて車を走らせました。初めて訪れる場所でしたので、道がどの様に通っているかもさっぱりわかりませんでした。

山にぶつかり右手側の道を行くと先は海で行き止まり、昆布干場がありそこから山の上を眺めると、これほど素敵な奇岩が有るとは思いもよりませんでした。切り立つ岩どの様にして成り立ったものか不思議な岩の姿です。

 

アポイ岳案内施設で学習して来たので成り立ちはほぼ分かってはいたのですが、なかなか素晴らしい岩姿なのです。この風景は見甲斐があります。

エンルム岬はお花畑

奇岩を見た後、この山には登れるのだろうかと好奇心が湧きます。途中でお祭りの神輿の道具を運ぶ高校生と思われる女の子に道を尋ねた所、車で少し山に登れそうだと知り、細道を上る事少し、様似の港の様子が見渡せる平坦な場所に到ります。そこに車を止める事にし、小一時間ほど車の中で休みました。襟裳岬に来るために朝早くから起きていた事の疲れが残っていたのです。

  

折角来たのだから、頂上まで登って見ようという事にしました。整備された階段があり、眼下の風景を見ながら、周りの植物を撮影しながら登って行きます。写真を撮りながらなので結構な階段でしたが苦もなく楽に登りつめました。最初に下から驚くほどに切り立った奇岩と眺めたその岩山(島)の上です。

山の上から眺める風景も良いけれど、別にエンルム岬って高山植物の群生地なのでした。季節ごとの植物も楽しめそうですが、階段の作の外には出にくく、植物撮影には不便な感じです。花の季節は少し過ぎていたのでしたが、花の季節には最高の風景になるであろうと思われるのです。

 

エンルム岬は、行って見て徳をしたと思う風光明美な素敵な場所でした。皆さんにお勧めの場所です。