「ヒトピロ」
道内に「喜登牛(きとうし)」というアイヌ語地名がありますが、キト(ギョウジャニンニク)がウシ(ある・所)という地名です。
「キト」はまぎれもなくアイヌ語の「ギョウジャニンニク」=アイヌネギの事なのですが、どう間違ったのか、今では「ヒト」と言われるまでに変化しています。
一人が言葉の違いを指摘しても、正すまでになっていません。
毎年、春になるとスーパーの店頭にパック入りで売られるようになります。この品物はハウスの中で育てられたものでしょう。
キトピロやタラノメ、フキノトウなどが並ぶと、あとわずかの日数で野に春が訪れることを知ります。季節を知らせる指標の品になります。
今は一パックが498円しますが、徐々に値段が下がります。値段は需要と供給の関係から決まりますが、498円の値段でも購入する人がいるのですね。
カムイラビットはこれらの品物は毎年自然(野山)から戴きますので、口に入るのはまだ先(5月初旬)なのです。