この頃、毎日繰り返されるテレビに、もとプロ野球選手の清原和博ともと経済再生担当相の甘利明氏の二人の画面が出てきます。二人とも人生に大失敗した人です。
人生をこのような失敗で終わりたくありませんね。
PL学園で甲子園を沸かせた清原と桑田真澄さんとは生き方に大きな違いがあったようです。桑田真澄さんの講演会を聞いたことがありますが、人の生活には三つ目の気構えが必要と話していました。
桑田さんは体が大きくなかったせいもあるのでしょう。野球生活の中で高校時代に三つ目の取組として、人が目向きもしないトイレの清掃を一人でしていたと言います。こうした生活が桑田真澄さんを大きく育てたものと思われます。この話を聞いて立派な人だと思ったのです。その点清原は体が大きく恵まれていたわけで、桑田さんほどの苦労はしていなかったのではないでしょうか。
清原がダイヤのピアスをしたり、タトゥーをしたりと、通常の日本人らしからぬことをしていた姿を報道画面で見るにつけ、あの野球界を沸かせた清原がなぜこうまでしなければならなかったのか不思議です。
今回清原和博の覚せい剤所持容疑について桑田氏は「野球はピンチになれば、代打もリリーフもあるが、人生には代打もリリーフもない」「人生でもきれいな放物線を描く逆転満塁ホームランを打ってほしい」と話しています。
「人生には代打もリリーフもない」の言葉に本当にそうだと思うのでした。
甘利明氏は安倍内閣を支える重鎮が賄賂(?)を気安く受け取るなんて考えられない事でした。
人生に何が起こるかわかりませんが、潔癖な毎日の生活が大切なのです。