「稀勢の里 頑張りみせるか 次の場所」
カムイラビットが大関で一番気になるのは「稀勢の里」です。
毎場所の様に市井の期待は向こう10年初の稀勢の里の優勝でした。それが初場所では9日までに、9勝6敗、9日までに4敗してしまいました。期待されれば期待されるほどプレッシャーがかかるたちと見えて、日本中の人をがっかりさせました。
大関陣の中で、日本人は、稀勢の里、琴奨菊、豪栄道の3人、豪栄道はこの頃は勝ち越すのがようやくで、今場所は4勝11敗、解説者にももはや見放されています。期待するのは稀勢の里で、稀勢の里の星取りに一喜一憂して見ておりました。
ところが、何時ももろい負け方をして、優勝なんて思いもよらなかつた琴奨菊が12日まで、勝ち星を挙げてきたのですから日本人の心が一気に琴奨菊に向きました。
10日目からは鶴竜、白鵬、日馬富士をやぶり急に優勝候補にのし上がったのです。
今場所の琴奨菊は「かぶりも強く鋭い出足 角界随一」とさえ新聞に書かれるようになりました。白鵬は稀勢の里に14日に敗れ優勝候補から脱落、琴奨菊の優勝が確定的となりました。
稀勢の里は琴奨菊へ人の心が移ったことで、意地が芽生えて後半は勝ち星を続けて9勝をあげたのでした。意地を見せれば稀勢の里も強いのだと思われました。
来場所は琴奨菊の横綱への挑戦の場所、国民の期待が膨らみますが、この時稀勢の里は気楽に相撲が取れて琴奨菊に対抗する意地が芽生えるのではないかと期待しているカムイラビットです。
角番大関照ノ富士、豪栄道にも体調調え頑張ってほしいと思う以上に稀勢の里の日本人相撲取りの優勝を期待しています。