「稲作の不作の年 国内米・タイ米 合わせ買いさせられる」
今から25年前だったかに、米の大変な不作の年がありました。
米屋さんはお米の出し渋りをして、どんどん値段があげられました。
特に出し渋った米屋は、街の人から嫌われ米が通常になった時は店がつぶれるほど買い手が居なくなったそうです。
我が家は、米を都合付けてくれる人(仲間)が居て、滝川(市)から仕入れてきてくれました。それで何とか白いご飯が食べることが出来ていました。
この時の米10㌔が一袋7000円したのを覚えています。それでも安く仕入れてくれていたのでした。今、米は10㌔2500円~3000円程度ですから、大変高い値段だったのです。
米屋はこの値上がりで、家一軒買うだけの儲けが出た店もあったであろうとさえいわれました。
当時、私は赤平(市)に居たのですが、いつも米を買う農協の販売店に行くと、米を買う時、国内米とタイ米を合わせてでないと売ってもらえませんでした。
勿論、米の値段も上げられ合わせ買いさせられたのですから、日本米が大変不足していたことが分かるでしょう。
買い求めてタイ米も食べてみたのですが、ぼそぼそして口に合わず、普通米が出回るまでタイは残ってしまい、その後小鳥たちに御馳走したのでした。
物価が上がった今、意外に米の値段の安いのに驚いています。
★外米はピラフにチャーハン、パエリアにリゾットにと「長粒種」の外米が使われ、粘らずにサラサラに仕上がって美味いとされています。外米の代表はタイ米です。この頃はベトナムでも盛んにつくられています。
国内米は粘りやむっちり感が売り物で、日本人の口に合い、美味しいものとされています。
★かつては、独特のにおいが嫌われ、外米と呼ばれ、安いところから刑務所で使われ、「くさい飯」と言われました。