「美唄市宮島沼 マガンの渡来地」
我が家から宮島沼までは、車で1時間で行くことが出来ます。思いのほか近い場所なのですが、なかなか行けないでいます。
それでも年に2度は行くことにしています。行くときは当たり外れはありません。宮島沼水鳥・湿地センターにマガンの飛来数をお聞きしてから出かけるからです。
今年の雪は記録的に少ないので、雪が少ないともちろん雪解けは早いわけです。
雪解けを追って、マガン、ハクチョウも早めにやってきます。「宮島沼」は北を目指すマガンの渡りの中継地なのです。
宮島沼に帰って来たマガン。数え切れないほどのマガンの数です。
雪解けが早いと周辺に異変がおこります。雪解けの早い年は農家も田起こしをはやめ、そのためマガンが食べる落ちもみがなくなり、落ちもみの代わりにマガン、ハクチョウたちが成長途中の小麦畑の葉を食べる害がおこります。
こうなれば、マガンたちも害鳥という事になります。
何万羽とやって来る鳥を見ると鳥インフルエンザの心配も出てきます。人には影響はないと言われますが、やはり気をつけなければならないのです。
そろそろマガン達も北上して、宮島沼にやってきます。何週間か近くで餌を食べ体力をつけ、
エゾエンゴサクやカタクリの満開になる季節には宮島沼からカムチャッカの北の国に一斉に飛び立っていくのです。
今年も宮島沼に是非出向きたいと、4月の来るのを心待ちにしています。