カムイラビットの 北海道の山草木散策(3)
『秋の序章 紫の花「エゾミソハギ」』
8月中ごろから草原の草地の中に 赤紫の花をもたげる草花が「エゾミソハギ」です。目立って穂先を天に向けて咲いているのは勢いのある初出のエゾミソハギの花です。
9月なると昨日までそこに生えてなかったところに 他の草と競って1輪・2輪と咲き出し、場所によっては ここが我らの領地とばかり10株ほどの花が咲き出すこともあります。
我が菜園に行く途中の農家さんの畑の排水溝沿いに エゾミソハギが見事なまでに列状に沢山生えていましたが、今年は畑も起こさず荒れ地と化し、不思議に排水溝沿いに除草剤がまかれ、エゾミソハギは全滅していました。
自然は はかなく弱いもので、人の手が入ると生きていけないのです。除草剤を散布するのは困りものです。
その農家さん 家に車があり車の場所も動いているので、住んでいるらしいのですが、広い農地は荒れ野になってしまっています。
今年も期待していたエゾミソハギでしたが非常にがっかりしたのでした。
赤紫の花には魅力を感じます。
草花は湿地を特に好むようです。百合が原公園(札幌市北区)では池の縁に大きく育っていて、水面とエゾミソハギの花がマッチしていて見事な姿でした。
私とエゾミソハギとの出会いは幼少のころからあったのでしょうが、特に記憶に残っているのが、襟裳岬への花撮影に堀田清主催の花撮影会
時でした。他の花はあまりなく、この花だけがわれわれを迎えてくれたのです。
カメラデビュウのラビ妻が カメラの雨に弱いのを知らず 雨にぬらしカメラを壊したのはエゾミソハギの花の撮影の時だったのです。
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