ストローバレイ家の介護奮闘記

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ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団ニューイヤー・コンサート

2016-01-11 09:32:09 | 日常
           

1月10日に東京オペラシティコンサートホールで行われたウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団のウィンナワルツ・ニューイヤー・コンサートを夫と聴きに行ってきました。

プログラムは全てヨハン・シュトラウスの作品で、

〔一部〕
オペレッタ「こうもり」序曲
ポルカ・シュネル「突進」
ワルツ「レモンの花咲くところ」
アンネン・ポルカ
トリッチ・トラッチ・ポルカ
ワルツ「ウィーンの森の物語」

〔二部〕
ポルカ・シュネル「雷鳴と稲妻」
ワルツ「我が家で」
芸術家のガドリーユ(*)
ポルカ・フランセーズ「クラップフェンの森で」
ポルカ「観光列車」
ワルツ「美しく青きドナウ」

という構成。私たちにも馴染みのある曲がほとんどです。

(*)カドリーユ:カドリーユ(カドリユ、フランス語:Quadrille、英語よみ:クヮドリール)とは、4組の男女のカップルがスクエア(四角)になって踊る歴史的ダンスで、伝統的スクエアダンスの先駆けとなったもの。および、その音楽のスタイル。(ウィキペディアより)
よく知られているいくつかの曲が自由にテンポよく入り混じり、ひとつの大きな流れを作り出す、生き生きとした面白い作品になっていました。

           

今回は早めにチケットを取ったため、前から6列目のほぼ真ん中。演奏者1人ひとりの顔もよく見える最高の席です。40人ほどの団員は総じて若く、美男美女そろい。何より皆寛いで楽しげな表情なのが、好印象です。

そして、指揮者のヨハネス・ヴィルトナーさんは、思い切り陽気で超ご機嫌な人物。日本語を交えて、「コンニチハ!2015年は世界中トラブルが多い年だったけれど、2016年のスタートは楽しく行きましょう。2016年が問題のない年でありますように!」というような挨拶をして、元気にスタート。曲と曲の間には色々ジョークも交えて観客を笑わせ、和気藹々の中で演奏は進みました。

           

第二部では団員もちょっとしたコントをして見せるなど、サービス精神満点。勿論、ウィンナ・ワルツのためのオーケストラというだけあって、肝心の演奏も流麗で美しく、かつメリハリが効いていて、最高です。指揮者のヴィルトナーさんは元ウィーンフィルのヴァイオリニストだったそうで、途中のヴァイオリンの弾き振りでは、素晴らしい音色を聴かせてくれました。

アンコールは、最初に「年のはじめのためしとて」を演奏。客席が演奏に合わせて歌える仕掛けです。その後3曲ほど続け、最後はお約束の「ラデツキー行進曲」。期待通り指揮者が客席に手拍子を促して、観客も心得たもので、しっかり指揮者の指示に合わせて手を叩いたり、静かに演奏に耳を傾けたりと、舞台と一体になって演奏を楽しみ、ホール全体が笑顔と熱気に包まれました。

あ~楽しかった!ウィーンの人たちにとって、音楽は最高のエンターテイメントということなのでしょうか。演奏者や指揮者の笑顔と温かい音色に包まれて、ニューイヤー・コンサートに相応しい、何とも幸せなひと時でした。(三女)
コメント
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