
上野・東京都美術館で開催中の「ボッティチェリ展」を見てきました。
混雑を避けるため朝イチで入館しようと、家を9時に出発したら、思いがけずラッシュアワーに掛かって、押し合いへし合いの電車に乗ることになり、ビックリ。でも、10時に入館したら、学習見学の中学生たちが数組いた他は、思惑通り比較的空いていて、ゆっくり見ることができました。
上の絵は「ラーマ家の東方三博士の礼拝」。絵の中、聖母子や東方三博士の周囲にメディチ家の人々や、自分の肖像画(右端で強い視線を向けている人物)を描きこんでいると言われていて、メディチ家との強い繋がりや自身への自信が伺えます。



ボッティチェリの画は、もう何度も見ていますが、女性像の優美さ、独特の赤と緑と金色の織り成す色彩の美しさは、やはり心惹かれます。「聖母子像(書物の聖母)」の中の光輪や衣服の装飾、キリストの腕に掛かった茨の冠など、繊細な美しさを、今回は間近でじっくりみることが出来て満足。それだけでラッシュに揉まれて早く行った甲斐がありました。
聖母子を囲む聖者たちの個性的な姿も前から気に掛かっているのですが、これを機に、夫々に纏わる話ももっと深く知っていきたいと思いました。
その他、ボッティチェリの師のフィリッポ・リッピや、弟子のフィリッピーノ・リッピの作品も展示され、‘15世紀フィレンツェにおける絵画表現の系譜を’たどれるようになっています。



早めに入館したので見終わってもお昼まで間があったので、上野・東照宮の「ぼたん苑」に入ってみました。



ぼたんは今が丁度見頃。色々な色のぼたんが、見事な花を咲かせていて、とても綺麗。



引きで見るとこんな感じ。遠景の五重塔、満開の蝋梅、残り雪などと相まって、日本庭園の風情を楽しむことができました。
で、ランチタイムになったので、池之端の藪に行ってみたらシャッターが閉まっていました。定休日は水曜日なのに、これで二度目。どうなってるんだ~?(三女)
