
このところ数件の来客や所用で忙しく過ごしている内に桜前線が白州を通過。
我が家の桜や神宮川、蔦木宿など近隣の多くの桜が満開になるのを通りすがりに愛でるだけで物足りなさを感じていたところ、「古木しだれ桜めぐり」を目的に10日から12日まで夫の妹、弟の両夫婦の来訪がありました。

「古木しだれ桜めぐり」は富士見町が推す散歩コースの1つ。このコースは全長8キロ、歩いて一巡すると3時間かかるようですが、最近歩くのに杖が必要な義弟が一緒なので、MAPに沿って車で移動しました。






今回の一番の目当ては「高森観音堂」の枝垂桜。茅葺屋根の観音堂の前に咲く枝垂桜の樹齢は約300年と推定され、富士見町の天然記念物に指定されています。
訪れた11日はまさに満開(写真左上)。案内をしていて落ち着いて写真を撮る暇が無かったので、今日(13日)再度写真を撮りに行ったところ、昨日の雨のせいか、既に散り始めていました。(残り5枚。左下の写真の木の向こうには甲斐駒が(^^)v)
観音堂の近くに井伏鱒二が使っていた別荘があると聞いていたので、畑仕事をしている女性に場所を尋ねたところ、既に取り壊されてしまったけれど、何と、その方のお祖父様が井伏鱒二にその建物を貸していらしたのだとか。また、その方によると、観音堂付近で咲いている沢山の枝垂桜のすべてが観音堂の桜の実生だということでした。



MAPは歩いて廻るためのものなので、畦道などの記載もあり、義妹にナビをしっかりしてもらったにも関わらず目当ての桜には半分くらいしか行きつかなかったのですが、目当ての桜以外にもそこここにちょうど満開の桜が咲き誇り、風が殆ど無い暖かい日差しの中、楽しい桜巡りとなりました。桜前線は標高1000メートル以上を通過中です。(四女)
