松本城の石垣は「野面積(のづらづみ)」という積み方で積まれています。
石垣表面に出ている石面は大きくは無いのですが、奥に向かっては長い石が用いられていて、しっかり組み合わさっています。
石垣の隅部は、石の長い方と短い方の向きを互い違いに組む「算木積」という組み方がされています。
算木積に用いられる隅石は長辺が短辺の2倍から3倍になるのが普通のようです。
長辺と短辺が一段毎に互い違いになるように積まれることにより、隅石の長辺で短辺の隣の石となる隅脇石を挟みつけるので、石垣の隅部が強固となるとの事です。