「てってと」は「さっさと」や「はやく」や「とっとと」の意。
例文
※秀吉親子の会話
母親 「とうちゃん とーちゃん
秀吉が あしたで 夏休みが おわりだっていうに
まだ しゅくだいが おわってねってせー。
父親 「秀吉の ばかっこぞうは まいとし そうじゃねーかー。
秀吉 こっちへ ちょっと こい。
おめーは まいとしまいとし おなじことばっかやって
ぜんぜん こりてねーじゃねえか。
夏休みに へえったときに とうちゃん おめーに
なんていったか おぼえてるかー。」
秀吉 「そんなこん おぼえてるわけ ねーじゃーねーかい。」
父親 「だで おめーは だめだど。
きょねんなの なつやすみが おわるひに
しゅくだいが おわってねーっていって
おおさわぎしたで ことしの なつやすみは
さいしょに 宿題を てってとやって
かたつけちまえよって いっておいたじやーねーか。
てってと やっときゃー よかっただに
けっきょく ことしも
こんなことになっちまうじゃーねーかー」
こんやは ねなんで しゅくだい やってろ。」
例文の標準語(?)訳
母親 「お父さん お父さん
明日で夏休みが終わるというのに
秀吉はまだ宿題が終わってないそうです。
父親 「秀吉の馬鹿は毎年同じ事をしている。
秀吉 ちょっとこちらへ来なさい。
お前は毎年毎年同じ事を繰り返していて
全く懲りていないではありませんか。
夏休みに入った時にお父さんがお前に
何と言ったか覚えていますか。」
秀吉 「そんな事、覚えている訳がないではないですか。」
父親 「だからお前は駄目なんです。
去年の夏休みが終わる日に
宿題が終わっていないと
大騒ぎをしたから、今年の夏休みは
最初に宿題をさっさと
片付けてしまいなさいよと言っておいたではないですか。
さっさとやっておけば良かったのに
結局 今年も
こんな状態になってしまうではありませんか」
今夜は寝ないで宿題をやっていなさい。」