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信州松本からの投稿(2004年11月11日~)

我が家の松本弁 「しつら」

2021-01-27 | 我が家の松本弁
我が家の松本弁 「しつら」

「しつら」は「しただろう」の意。

例文1
「あんしん しつら」=「安心しただろう」
「びっくり しつら」=「びっくりしただろう」
「また しっぱい しつら」=「また失敗しただろう」
「あいつ がっかり しつら」=「あいつはがっかりしただろう」
「いいよって へんじ しつら」=「良いよと返事をしただろう」
「ぶじ もくてきち に とうちゃく しつら」=「無事目的地に到着しただろう」
「おめー おみや で なんか ねがいごと しつら」=「お前 お宮で何か願い事をしただろう」
「あんだけ れんしゅう すりゃー じょうたつ しつら」=「あれだけ練習をすれば上達しただろう」
「あれだけ がんばった で うりあげも ぞうか しつら」=「あれだけ頑張ったから売り上げも増加しただろう」
「つり きんし されてる あの いけ で つり しつら」=「釣りが禁止されているあの池で釣りをしただろう」
「こんせつていねい に せつめい して やった で りかい しつら」=「懇切丁寧に説明をしてやりましたので理解しただろう」
「こんだけ の けっか だすにゃー いままで だいぶ くろう しつら」=「これだけの結果を出すには今まで大分苦労をしただろう」
「もすこし べんきょう して りゃー しけん に ごうかく しつら に」=「もう少し勉強をしていれば試験に合格しただろうに」
「うそ こかん て やくそく しつら。 なんで また うそ を こく だ」=「嘘を言わないと約束しただろう。 なんでまた嘘を言うのだ」
「かのじょ と けんか しつら。 かお に けんか したって かいたる 」=「彼女と喧嘩しただろう。 顔に喧嘩をしたと書いてありますよ
「おらー の いねーま に あっこ に かくしといた けーき たべようと しつら」=「俺の居ない間にあそこに隠しておいたケーキを食べようとしただろう」

例文2
※織田信長と豊臣秀吉と徳川家康は幼馴染と言う仮定での会話
豊臣秀吉 「おだ きのんな とく と けんか しつら。」
織田信長 「だれから きいた だい。」
豊臣秀吉 「とく が おだ に きのんな なぐられちまったって いってた 。」
織田信長 「あの ばかやろう おれ の かあちゃん が
      でべそ  でべそ って いいやがる もん で
      あたまー きて なぐっちまった  よ。」
豊臣秀吉 「とく そんな こん いった  かい。
      そりゃー なぐられたって しょうねー ね。
      とく も ばかって もん だわ。
      そんな こん いわなきゃー なぐられ なんだ だに。」

例文2の標準語(?)訳
豊臣秀吉 「織田信長さん、昨日徳川家康さんと喧嘩をしただろう。」
織田信長 「誰から聞いたのですか。」
豊臣秀吉 「徳川家康さんが 織田信長さんに昨日殴られてしまいましたと言っていましたよ。」
織田信長 「あの馬鹿野郎俺のお母さんが
      でべそだでべそだと悪く言ったので
      頭に来てついつい殴ってしまったのですよ。」
豊臣秀吉 「徳川家康さんはそのような事を言ったのですか。
      それは殴られても仕方がないですね。
      徳川家康さんも馬鹿ですね。
       そのような事を言わなければ殴られなかったでしょうに。」


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