「さきっちょ」は「先端」や「物の先」の意。
例文1
「つえ の さきっちょ が おれちまった」=「杖の先端が折れてしまった」
「ぬいばり の さきっちょ ゆび に さしちまった」=「縫い針の先を指に刺してしまった」
「かれえだ の さきっちょ に じょうびたき が とまった」=「枯れ木の先端に尉鶲がとまった」
「つりざお の さきっちょ に つりいと を しばり つける」=「釣り竿の先に釣り糸を縛りつける」
「えんぴつ の さきっちょ を なめる くせ が ある だいね」=「鉛筆の先を舐める癖があるのですよ」
「あし の こゆび の さきっちょ に とげ が ささっちまった」=「足の小指の先に棘が刺さってしまった」
「どうして とんぼ は とがったもん の さきっちょ に とまるだやー」=「どうしてトンボは尖った物の先端にとまるのでしょうか」
「つまようじ は はし ほど は ながくない さきっちょ の とがった もくせい の ほそい ぼう です」=「爪楊枝は箸程は長くなく先端の尖った木製の細い棒です。」
「としうえ の いとこ が じょうねんだけ は あれだと ぼう の さきっちょ さして おせーて くれた」=「年上の従兄が常念岳はあれだと棒の先端を指して教えてくれた」
例文2
豊臣秀吉 「あの さきっちょのとんぼかい。
例文2の標準語(?)訳
織田信長 「豊臣秀吉さん あの竹の先端にとまっているトンボを 捕まえる事が出来ますか。」
織田信長 「豊臣秀吉さん あの竹の先端にとまっているトンボを 捕まえる事が出来ますか。」
豊臣秀吉 「あの先端のトンボですか。
見ていてください、捕まえて見せますから。」
似た感じですね。
さきっぽはあまり使わないと思います。
一瞬、大阪(関西弁)かと思いました。
”ちょ” つながりで”ぎっちょ”
大阪弁はひだりぎっちょとは言わずに、
ぎっちょだけで左利きを指します。
めんどくさがりのせいでしょうか?
どういう風に使い分けていたのかわ自身が使っていた言葉ですが、整理できません。
その時の雰囲気でどちらかを使っていたのだと思います。
そうすると方言ではないと言う事になりますね。
「ぎっちょ」は我が家でも左利きの意味で使っていました。
場合によっては幼少時は「ぎっちょんちょん」などとも「ちょん」をわざわざ足して使っていました。
使っていたのは子供の頃でしたから、語呂が良くて使ったのだと思っています。