JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

どこにいても好き Understanderds / Alessandro Galati

2010-10-08 19:15:45 | 聞いてますCDいいと思う



空港のいつもの席に座っています。
いつもは音楽を聴きながら1時間ぐらい過ごすのですが、記事も一緒に書けばいいこと気がつきませんでした。ということでこれ書いています。



ここのところ忙しくて、新しいアルバムを手に入れてもゆったりと聴く余裕がなくて、記事にしていません。
こんな場所が余裕をくれたり、困ったものです。
横浜JAZZプロムナードを諦めての旅立ちです。
諦めたということでは大好きなアレクサンドロ・ガラティの横浜もあきらめました。
これはキースの翌日だったからですが(キース初日より3日のほうがずっと良かったみたいですね。そちらのお客様おめでとうございます。)その代わりにイタリアで出た新しいアルバムを通販で手に入れました。(私もこの入手方法増えそうです。)
日本のブルーグレームから販売されたアルバムも大好きですが、こちらも現実のガラティに近いのではと思う素敵なアルバムです。(横浜のトリオの感想聞きたいな。)
1曲目、日本盤でもこちらでもそれは関係なく、ガラティのピアノの音が聞こえて私はホッとするのです。
面白いのはオーボエが管として加わっていて、ちょっと室内楽的、でもピアノが力強いフレーズを弾くのでしっかりJAZZ、そこにギターがなかなかのフレーズ、ヤコブ・ヤングさん、この人ECMでアルバム出している人でしょうか。
普通ピアノのコンボにギターは並びづらいのですが大丈夫でした。
2曲目はギターがストーリ-を作る始まりでベースのソロも良し、イタリアのジャズ・ロックグループ“AREA”の人だそうですがウッドもなかなかです。
3曲目、ガラティの得意な哀愁あるメロディ、聴いたことあるように思うけどこれは新曲、うれしいことにこのアルバムでは7曲目と9曲目でガラティとの出会いとなった「Alone」の曲を演奏しています。
そして聴くほどにヤングのギターがやさしいガラティの音にエッジを加えてくれるのです。
4曲目もやさしい運びの曲、この哀愁感がガラティなのでしょうか。今度のアルバムは日本盤で見せる姿に良く似ていて、ブルーグレームさん話があったというのに日本販売をなぜ引き受けなかったのか、私は並べてみるととても良いと思うのに、もったいないと思います。
5曲目ベースソロから始まり、物悲しげなテーマこれは短くおわり、6曲目“Nina”は曲名からして美しいに決まりの曲、ベースとピアノが絡まるように線をつくるとオーボエとギターがいかにもそこに参加したいと加わってくるこれも良い。
なんだかこの空港のこの場所がここのところで一番くつろいでいるのかも知れません。
7曲目が“Alone”で知った曲、これをギターとベースで始めるとジム・ホールとエバンスを思い浮かべてしまいます。そこにオーボエ、アローンと違うアレンジに逆に楽しさが増します。ちょっと控えめなガラティがとても効いています。
8曲目はちょっとだけアバンギャルドなフレーズで私的にはご愛嬌。
そして大好きな“LIEPZIG 1862”のテーマをオーボエのラインから初めて、室内楽的なところもありますが、ガラティのかっちりしたピアノ音と並んで、この曲が入っているだけでうれしさが倍増しました。

こんなことを書いていたら1時間がたちました。
これからゲートに向かいます。

Understanderds / Alessandro Galati

Alessandro Galati(p,key)
Simone Santini(oboe,s)
Jacob Young(g)
Ares Tavolazzi(b)
Paolo Vinaccia(ds)

1.Y.A.T (Yesterday After Tomorrow)
2.May
3.Cubicq
4.Into The Wind
5.Sorry I've Lost Your Number
6.Nina 7.Bukowsky
8.4 Or Not
9.Liepzig, 1862
コメント
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