JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

Flowers  皆さんが花

2010-10-10 01:29:01 | 映画


帰ったばかりの中国にまた出張、同じ飛行機会社を使うので、そこで上映される映画かわらない。
困ったと思っていたら新しいのがありました。日本では横浜JAZZプロムナード2010が始まっているのでしょうね。
こちらは一仕事終えて、やっとホテルいっぱい飲みながらこれをまとめてます。というのもこれは飛行機の中で書きました。

女性たちが生きる姿を描いた物語だそうです。

女優は蒼井優と鈴木京香、竹内結子、田中麗奈、仲間由紀恵、広末涼子とそれだけで見てみたい映画です。

白黒映画で始まって、昭和の初期の家庭の場面、小津安二郎を思い浮かべてしまいましたがすぐに違う、昭和11年の女学校での女性が親が決めた結婚式当日に納得できず飛び出してしまいます。
それが蒼井優、でそこで現代に移ってカラーの鈴木京香はピアニストで子コンサートの場面、時間が行き来しながら進むのでしょうね。
ところが京香さん、楽譜をめくる係りの人、年下の彼にはすてられ、おなかに赤ちゃんがいるのです。はっきり挫折の構図です。
田舎に帰れば幸せな広末涼子がいて、
そこで場面が変わって中間の時代、昭和50年代後半か、その母親の生き様が、画面の構図がしっかりしていてそれだけでも楽しめる映画です。
美しい女性が多くでていて(出すぎです、区別がつかなくなる。)ちょっと複雑すぎるけど、よくわからない女性の世界なので複雑をそのまま受け入れる映画でした。

「そうやってつながって行くのだろうな、人の命って。」

と映画の中で男がいいますが、男は律儀で女性は寂しさを持ちながらたくましい、ヒロインなのです。
時代が交差しますので、私ぐらいの年の人はメモをとりながらみるといい、つじつまがあうのです。
新感覚の人は昔ってそんなものだって見るのでしょうね。
私、男だから気がつきませんでしたが、お母さんを通じて人生がつながっているのですね。

母は強しなのです。

そして、皆さんが花なのです。
この映画に出てくる時代を経過する女たちもすべてが決して幸せではないのでしょうが、美しさ、強さの花があったのです。
私はユリがきらいとか、菊がきらいとか、私の父は椿をきらっていました。

でもどちらにしても花は花、女性は自分を花だと思っていること大切じゃないかと思います。そんな女性であることが香りたつのでしょうね。

ちょっと女優が多くて香りたち過ぎました。
コメント (3)
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