JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

副大統領暗殺 リー・チャイルド 著 青木創 訳

2025-01-30 16:59:42 | 
 

ジャック・リチャーをシリーズにした本は2024年までに28作出ているそうだけど、そのうち翻訳されたのが14タイトル、ほとんど読んでいてこの作品は2002年発表のものらしい。作品の発表と翻訳出版の時期がばらけているので、ちょっと戸惑う。今回読んだものとか、一つ前の「消えた戦友」など、リチャーいきがいいと思ったら、執筆的には初期に近いものだった。
話はリーチャーの亡兄ジョーの基恋人のシークレット・サービスから次期副大統領の警護の依頼を受けるはなしで、元部下のニーグリーが助っ人にはいるのが良い。
読み始めて2頁目からちょっと

「いつやればいい?」と尋ねた。
「できるだけ早く」彼女は言った。
リーチャーはうなずいた・ボックス席から立ちあがる。
「十日後に連絡する」という。
「返事を伝えるために?」
リーチャーは首を横に振った。「結果を伝えるためだ」

と2ページ目から事件は始まって、わかりやすい文章でどんどん展開していくのは気持ちが良い。後半シークレット・サービスや警察の組織の健闘場面があって、そこだけちょっとかったるかったけど、リーチャーは強い。
残りが10冊以上あるってどうするんだろう。
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1965年のコルトレーン 3

2025-01-28 20:50:01 | 聞いてますCDいいと思う
次のアルバムは1965年5月26日に録音されたアルバム「DEAR OLD STOCKHOLM」。このアルバムは1993年にリリースされたコンピレーションで最初の2曲は1963年4月29日の録音、そして残り3曲が1965年5月26日の録音のなっている。
コンピなので"AFTER THE RAIN"などは古い演奏をきいているけれど、価値があるのはドラムス。ドラッグのリハビリで不在のエルヴィンにかわって全曲ロイ・ヘインズが叩いていること。これがジャズ的には実に収まりが良い。コルトレーンの方向が違ってきているエルヴィンとはちがって、実にうまくサウンドに加わっている。
このアルバムの最期の演奏”Dear Lord”は1970年にリリースされたアルバム「TRANSITION」にも収録されている。もはや崩壊寸前の黄金カルテットで普通の人でも受けるような演奏を会社は集めている、というか崩壊後に集めたということだろうか。



DEAR OLD STOCKHOLM

John Coltrane – tenor saxophone
McCoy Tyner – piano
Jimmy Garrison – double bass
Roy Haynes – drums

1. "Dear Old Stockholm" (Traditional) April 29, 1963 10:33
2. "After The Rain" April 29, 1963 4:07
3. "One Down, One Up" May 26, 1965 15:12
4. "After The Crescent" May 26, 1965 13:24
5. "Dear Lord" May 26, 1965 5:29

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ネマニャ・ラドゥロヴィチ presents ドゥーブル・サンス 2025/1/25 モーツアルト・ホール 

2025-01-26 13:37:02 | サポート中、ライブ
ベートーヴェン(ラドゥロヴィチ編):

わが家からだいぶとおいけれど、ホールとしては良いところで今年初のコンサート、前から3列目と良い席が取れた。
見に行ったのはこの人、前回もこのホールでその時はこの人足の骨をおっていた。





2時開演で4時過ぎおわりだから、ちょっと遠くても気にならない。

 



Ludwig van Beethoven (arr. Radulovic):

1 ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 Op.47「クロイツェル」(ヴァイオリン・ソロ & 弦楽合奏版) ベートーベン
     休憩
2 シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調 BWV1004より) ※ヴァイオリン独奏 バッハ

3 ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 BWV1052R (原曲:チェンバロ協奏曲)

アンコール
 アレクサンダル・シシッチへのオマージュ メドレー
 マケドニアの娘 フリストフスキー
 チヤールダシュ  モンティ
 パショーネ・コロ

演奏はもちろん素晴らしいに尽きた。 ドゥ―ル・サンスの14人のメンバー全員のこんな凄いピアニシモを聴いたことがない。震えました。
素晴らしい凛とした演奏の後、なんと楽しいアンコール。
サンスの女性団員が歌を歌いだしたり、2本のヴァイオリンの美しいデュオのでだしがあったり、お約束のチヤールダシュと大満足、最期ホール全体が総立ちの拍手で終わった。何度も挨拶するネマニャも本当にひとがらが良さそうだった。

駅に帰る途中で一杯やっていくことになって、ここ。

  

街中華の典型で焼き餃子がこんなにあった。



お値段もとってもお安くて

 

 



これ以外にもかなりいただいて生ビールに紹興酒も3本、一人4,000円ちょっとだった。

ネマニャ、またおいで。

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1965年のコルトレーン 2

2025-01-24 17:03:47 | 聞いてますCDおすすめ


1965年2月17日と18日録音の「Nature boy」を聴いたけれど、実は一番好きなのは1965年3月28日のそれだ。この演奏で大好きになった。
詩人のリロイ・ジョーンズが黒人アーティストの地位向上のために立ち上げた、”ブラック・アーツ・レパートリー・シアター”のベネフィット・コンサートが行われ、そこにアルバート・アイラー、アーチ―・シェップ、グレイシャン・モンカー、チャールス・トリヴァーなどが参加したのだけれど、ここにトレーンのカルテットも参加し1曲を演奏した。
それが「Nature boy」で演奏時間は7分58秒、テーマから落ち着いたこの会場では貫禄の演奏になっている。1曲だけの演奏に存在感を込めたという感じ。この1曲を聴きたいという記事にしてこの演奏を書いたことがある。ぜひ探して聞いてください。テーマからアドリヴの展開が見事。
そしてこの2日まえに2曲、年末に聴いたアルバムが録音されている。


Song Of Prais New York 1965

このアルバムにはあと2曲、1965年5月7日の演奏がカップリングされている。



コメント (2)
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1965年のコルトレーン 1

2025-01-23 15:53:07 | 聞いてますCDおすすめ
アップする順番を間違えてしまいました。昨日の前にこれがありました。数日したら貼りなおしたいと思います。



手元にある1965年のアルバム(たぶん6枚手元にない)を録音順に並べたら最初に来たのがこのアルバム。
デイヴ・リーヴマンガ「中期コルトレーンの最期を飾った傑作」といったもので、要はマイ・フェバリットを吹き始めたころのコルトレーンの最期となるアルバムだそう。
エルヴィンのどらむすのタイナーの和音易トレーンのソプラノが吹きまくる塩梅。2国目の”"Brazilia”はあまり多くは演奏されていない曲。3曲目は録音としては前の2月の演奏。”ネーチャー・ボーイ”はこのころ結構演奏していて好きな曲。演奏時間は8分4秒。実はこれが録音された1日前17日にも”ネーチャー・ボーイ”は演奏されている。演奏時間は6分55秒で、それは持っていないアルバム「Feelin’Good」に収録されている。同じ演奏が「Ballads of John Coltrane」にも収録されている。そちらの方が素朴で聞きやすいと感じる。



最後が”"Song of Praise"リーヴマンのいうように、ここからトレーンは変わっていくのだろうな。

「THE JOHN COLTRANE QUARTET PLAYS」

John Coltrane – tenor saxophone and soprano saxophone
McCoy Tyner – piano
Jimmy Garrison – double bass
Art Davis – double bass (3,with Garrison)
Elvin Jones – drums

1. "Chim Chim Cheree" (Sherman Brothers) May 17, 1965 6:58
2. "Brazilia" May 17, 1965 12:56
3. "Nature Boy" (eden ahbez) February 18, 1965 8:03
4. "Song of Praise" May 17, 1965 9:56
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1965年のコルトレーン -1

2025-01-21 20:56:15 | 聞いてますCDおすすめ
1965年のコルトレーンを並べて聞いていくにあたって、その前の年のコルトレーンをさらっておくことにする。
1962年にスタートした黄金のカルテットと呼ばれるコルトトレーン、マッコイ・タイナー、ジミー・ギャリソン、エルヴィン・ジョーンズのカルテットが頂点を極めたと言われる「至上の愛」を出したのがこの年。964年12月9日録音。
その前にはコツらも人気の高い「クレッセント」を出している。1965年4月27日、6月1日録音。
そして発掘盤として2019年に「BLUE WORLD」が加わる。1964年6月24日録音。




どのアルバムも傑作の域に達している素晴らしアルバム、このカルテットのまさに頂点となった年と演奏になる。
ここまでという人もいるかもしれないけれど、それだから逆に1965年を並べて順に聞いていくことが、意味を持ってくるのではと思う。
それでは始まり。




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1965年のコルトレーン 

2025-01-19 14:02:44 | 聞いてますCDいいと思う
年の最期にジョン・コルトレーンを聴くことが多くなって、去年は持っていないアルバムを買って聞いた。実はもう一枚買ったのだけれど、どちらも1965年の録音だった。というよりか1965年の演奏を選んで買った気がする。
1965年のコルトレーンは大きな変化を見せる。そこで1965年の演奏を録音順に並べて聞いていこうと思った。そこで録音順に並べてみた。並べて記事にしていこうとおもうのだけれど、その記事には大きな欠落が起きる。1965年の全ての録音を持っているわけではなく、何枚か持っていないものがある。1965年を語る上では、決して欠かしてはいけない「アッセションン」を実は持っていない。聞いたことがないわけではないが、昔聞いて買っていなかったのだ。
今回記事にするのだからと探したけれど入手できなかった。
これから藤岡靖様氏の「コルトレーン ジャズの殉教者」とジャズ批評のジョン・コルトレーン大全集を参考に記事は書いていこうと思う。

 

まずはその欠けているアルバム「アッセッション」について、1965年6月28日スタジオにジャズ・コンポーザース・ギルド系のミュージシャンを集めて録音したアルバム。ファースト・テイクでエルヴィン・ジョーンズは「やってられないと」出て行ってしまった作品。pharaohやマリオン・ブラウンはハチャメチャ、アーチ―・シェップは怒りをぶつける、コルトレーンの作品の中で初心者は絶対に手をだしてはいけない作品と言われる。記事にするのだからと探したけれど、残念ながら見つからなかった。なかったことは残念だけど、また聞き返すのも、こんかいは聴いたとしてもまたはないような気がするし、ホッとしてもいる。
コルトレーン自身もこの後、このような編成のニュー・ジャズ・スタイルの録音は行わなかったことそして、試行錯誤上の試しの一枚だったのかもしれない。
有機のある方は探していて。



「アッセッション」 1965年6月28日 録音。

ジョン・コルトレーン - テナー・サックス
フレディ・ハバード - トランペット
デューイ・ジョンソン - トランペット
ジョン・チカイ - アルト・サックス
マリオン・ブラウン - アルト・サックス
ファラオ・サンダース - テナー・サックス
アーチー・シェップ - テナー・サックス
マッコイ・タイナー - ピアノ
ジミー・ギャリソン - ベース
アート・デイヴィス - ベース
エルヴィン・ジョーンズ - ドラム
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納得したか Plays Standards 1-3 Alessandro Galati Trio

2025-01-17 20:46:49 | 聞いてますCDおすすめ


アレッサンドロ・ガラティ・トリオのアルバムが寺島レコードからでたけれど、最初買わなかった。同時に3枚で全部で1万円をこえる販売になんだかな―とおもった。
スタンダード3枚で23曲、プロデューサーはガラティになってるけれど、寺島氏がスタンダードばかりを演ってよて依頼してできたアルバムだと思う。選んでCD1枚にしろよなーとおもいながら、ぐずぐずしていると、お仲間の評判がいいので、ええいとまとめて3枚購入。
きっと送ってきた曲全部を名rベて打ったんだろうなとおもったら、vol.3ノノートに氏j審が書いていた。
「2枚に分けようか。これが最初の餡でした。そかし全曲聴き通してみると2枚では勿体ない。~1枚に10曲以上とじ込めてしまうと、、せっかくの演奏が安直に感じられる。~」
ということで3枚だそうだけど、こちらは納得しなくてはと、面倒だけどいろいろ考えて聞いてみました。
まずはメンバー、ベースのAres Tavolazzi は古くからの仲間、日本ン位最初に来た時も一緒だった。だから共演作もたくさんある。



寺島レコードからこれで12枚になったわけだけど、ヴォーカル物を除いて残りはこれ。



そしてそれ以外のガラティのアルバムもならべて聴いている。



こんどのアルバムのスタンダード集はガラティとしては珍しい。並べたアルバムをしらべていったら持っている演奏曲198曲中スタンダードは64曲(イタリアンスタンダードとみ言うった演奏は除き、ジョビン集は全部入れた)だった。
ガラティは普通オリジナルが半分ぐらいをしめるのが普通で、ガラティの作るメロディを感じ取るのが良いというのがある。
それをスタンダードだけの3枚にしたのは、これは寺島氏のいこうだろう。
スタンダードだけというのはこれまでに2枚これとこれ。

 

「OUTER GOLD,INNER LORD.] 2017/8/21,22 「Portrait in Black and White」 2022/1/18

今回の3枚の曲の中ですでにリリースされていたのは5曲。

But Not for Me


「g plays G」 2008/10

このアルバムからはVol2の ”Someone to Watch Over Me"も演奏されている。(ガーシュイン集にがラティの3曲が入っている)

YOU DON'TKNOW WHAT LOVE IS


「JASON SALAD!」 1996

How Deep Is the Ocean


「OUTER GOLD,INNER LORD.」 2017 「 Live From The Inside Out」 2015-2018

Stella By Starlight


「Shades of Sounds」 2017/11

前にも録音したきょくは特に良い。ガラティらしいというのが(あたりまえか)基準みたいになるけど、これ以外にも1ー2Blue Bossa
2-6 Lament,3-1 The Old Cuntry 3-5 I'm Glad There Is You 3-7 Russian Lullabyがよかった。こうやって聞くと半分以上はかなり良いし、寺島さんところからのアルバムとしても良いリリースじゃないかな。
だからお勧めにはなると思う。
1枚が10曲以上にならない各9曲、18曲だから5曲はS連でおいておいて2枚組CDにしてくれたら値段もそれなりで、断然推薦になった思うことは思う。

Plays Standards 1-3

lessandro Galati - piano
Ares Tavolazzi - bass
Bernardo Guerra - drums
2024年作品

VOL.1
1.I'll Close My Eyes
2.Blue Bossa
3.I Fall in Love Too Easily
4.You and the Night and the Music
5.In Love in Vain
6.But Not for Me
7.You Don't Know What Love Is
8.How Deep Is the Ocean
VOL.2
1.Stella by Starlight
2.All the Things You Are
3.I Remember Clifford
4.My Romance
5.Someone to Watch Over Me
6.Lament
7.Old Folks
8.Body and Soul
VOL.3
1.The Old Country
2.Last Tango in Paris
3.I'll Be Seeing You
4.My Old Flame
5.I'm Glad There Is You
6.Never Let me Go
7.Russian Lullaby
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春の兆し atelir / Dai Miyata Yasuji Ohagi

2025-01-15 15:28:33 | チェロ無難


新倉瞳ちゃんのアコーデオンとの共演のセカンドがでたけれど、もう一人、宮田大ちゃんのギターとのデュオのセカンドも出ていた。
前の作品「トラヴェローグ」は、ギターとチェロがいかにもマッチしそうな選曲だったけれど、今回はもう一つ好みをつよめたような選曲になっている。



1曲目ジョビンの”フェリシダージ”を大ちゃんの美しい音色で始める。
2曲目は”スカボロー・フェア”で久しぶりの曲。3個yk目は坂本龍一の”andata"大ちゃんがしっとりと落ち着いた塩素。
次の曲が流れると、このアルバム1曲ごとにそれぞれが選んでいるんじゃと思いたくなるほど奏者の色がでる。
5曲目モリコーネにの曲をメドレー調に、これが今は真冬だけれど、なんか春の兆しを感じる温かみがあった。
5曲目の蘇州や曲はなんだか懐かしい気分になる。
こうよ編当て聞いているとギターとチェロ、ともに弦がなるわけで、かなり相性がいいのだとわかる。
ノートにも二人の旅はさらに続くとあるから、このデュオ、演奏したい曲がたまるとアルバム作っていくのだろう。

atelir / Dai Miyata Yasuji Ohagi

宮田大(チェロ)大萩康司(ギター)
編曲:角田隆太(Tr. 1, 2, 3, 6, 9)、山中惇史(Tr. 4, 7)、加藤昌則(Tr. 5)
[録音]2024 年 4 月 16~18 日 那須野が原ハーモニーホール

1. アントニオ・カルロス・ジョビン:フェリシダージ
2. イギリス民謡:スカボロー・フェア
3. 坂本龍一:Andata
4. アントワーヌ・ルナール:さくらんぼの実る頃
5. エンニオ・モリコーネ/加藤昌則:モリコーネ・ファンタジー
6. 服部良一:蘇州夜曲
7. 坂本龍一:鉄道員(ぽっぽや)
8. 加藤昌則:ケルト・スピリット~ギターとチェロのための~
9. 村松崇継:彼方の光
10-15. スティーヴン・ゴス:Park of Idols for guitar & cello

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魂柱と鞴と変奏曲 Hitomi Niikurq Yoshiaki SAto

2025-01-13 19:54:59 | チェロ無難
 

二人の好きなチェリストのアルバムが出た。どちらもデュエットでどちらもセカンドアルバムとなっている。その一つ目が新倉瞳と佐藤芳明のデュオ。2020年の素敵なアルバム「魂柱と鞴」に変奏曲が加わった。



前にお書いたけど魂柱とはバイオリン属の楽器の中に入っている表と裏板をつないでいる柱、楽器のかなめ、鞴もアコーデオンの空気を送り出すかなめの部分、二人のミュージシャンが一番大切だと思うことだろう。
それをタイトルにするのだからいかに思い入れがあるのが感じられる。
9曲目なんと新倉がヴォイス(歌)で表現した後のチェロのメロディは力強くまさに思いが伝わる。
アコーデオンの佐藤が変奏曲と最後の曲を作曲しているが十分に新倉の意向をくみ取っていることが解る。10曲目のパッサカリアも12分に大作の仕上がりとなっている。
なんか新倉瞳ちゃん一回り大きくなった感じがする。

魂柱と鞴と変奏曲

新倉 瞳 Hitomi Niikura : Cello, Voice
佐藤 芳明 Yoshiaki Sato : Accordion
Recorded on 30,31 January 2024 at Submarine Studio
Mixed on 22 March 2024 at Submarine Studio
Engineer : 種村 尚人 Naoto Tanemura (TEMAS)

ニグンの主題による 7 つの変奏曲 composed by 佐藤 芳明 Yoshiaki Sato

  1. 主題  Theme

  2. 第一変奏曲(バロック或いはヴィヴァルディ) Variation 1 - Broque / Vivaldi

  3. 第二変奏曲(練習曲或いはピアッティ) Variation 2 - Etude / Piatti

  4. 第三変奏曲(ECM或いはジャズバラード) Variation 3 - ECM / Jazz Ballade

  5. 第四変奏曲(ラツェニッツァ或いはブルガリア民族舞踊) Variation 4 - Racenica / Bulgarian Folk Dance

  6. 第五変奏曲(フリージャズ或いはシェーンベルク) Variation 5 - Free Jazz / Schönberg

  7. 第六変奏曲(コンピング或いはリズムアプローチ) Variation 6 - Comping / Rythme Approach

  8. 第七変奏曲(5度のカノン) Variation 6 - Canon

  9. 主題(再現部)  Theme - Reprise

10. パッサカリア composed by Johan Halvorsen, after Georg Friedrich Händel

11. 魂柱と鞴と時間と距離 composed by 佐藤 芳明 Yoshiaki Sato

【演奏】

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