園長です。
昨日、「毛」のことを書いているうち、とても恥ずかしい「毛」の話を思いだした。私には、たくさんの趣味がある。このブログでも「きのことり」や「渓流釣り」「旅行」の話などたくさん書いた。でも「ゴルフ」の話はあまりしていない。ゴルフを趣味にしている園長にはろくな奴がいない。私もその中の一人なので滅多なことでは話題にしない。でも、この恥ずかしい話は、ゴルフ自体の話しではないので、思い切って書くことにする。
ある夏の日、八甲田山の雄姿が望める山岳コースでゴルフコンペが行なわれた。ゴルフは一見のんびりしていて、汗などかかない軟弱なスポーツに見えるが、そうではない。歩くだけで汗が吹き出るように流れる。18ホールが終了するとシャツも履いているズボンも搾れば滴るように汗が出てくるほどである。こんなときは風呂で一汗流すに限る。特にこのゴルフ場は近くの温泉から源泉をひいている本物の温泉で有名である。着替えは朝、バッグに入れて持ってきた。確認もせずに今まで着ていたものを脱いで、備え付けのビニール袋にまとめて入れ、温泉へざぶん・・・。いい気持ちで風呂から上がり、着替えようとバッグを開いたら、パンツがない。どうやら入れ忘れたらしい。しかし、今まではいていたパンツは汗でびしょびしょだし・・・。裏返して履いてもも意味がなさそうだし・・。そうだ、シャツをパンツ代わりにして履いたらどうだろうか・・・。でも、首の穴からは何が出るの・・・。仕方がない、ノーパンでいこう。あたりを見回し、自分に視線が集まっていないことを確認し、大急ぎでズボンをはいた。その時、「園長先生」と背後から声が・・・。「痛い」、あわててチャックを閉めたので何かがチャックに挟まってしまった。「毛」だ。チャックの閉じた隙間からジンジロ毛がはみ出している・・・。これは痛い。元通りにするには、もう一度「毛」を通過しなければいけない。「園長先生何やってるの?」背後の人物が覗き込む。見られては恥ずかしいので、痛さにもだえながら身をよじる。声をかけたのは、元校長先生で園児のおじいさんだった。痛いのを、引きつる笑顔でごまかし、近くにあったバスタオルで股間を隠し、何とか事なきを得たが、パンツ1枚がこんなにも悲惨な物語を作り出すなんて思ってもいなかった。それからというもの、ゴルフに行くときは、「パンツよし、シャツよし、靴下よし・・・・」と指差し呼称して確認をしている。ほんと、ゴルフを趣味にしている園長にはろくな奴がいない。きっと私より面白い話をいっぱい知っているんだろうなあ。みなさん、くれぐれもパンツを忘れても履いていたパンツを裏返して履くのだけは止めてくださいね。私のようにノーパンでお願いします。でも、あの挟まれたのが「毛」で良かった。間違って違うところだったら・・・それこそ「玉にキズ」・・・なんてね。危ない、危ない。