園長です。
サッカー大会が終わりほっと一息。しかし来週の7月7日は全国的には「七夕」ですが、長坂保育園では「運動会が」予定されています。例年は秋、9月に行うのですが、今年は園舎の建て替えがあり、一時は取りやめも考えましたが、「子供たちのためには行った方が良い。」という職員の意見で7月に行うことで折り合いが付きました。7月7日といえば、八戸では梅雨の真只中、ほとんど天の川を見ることができない天気の方が多いのですが、自然には逆らえません。テルテル坊主を思いっきり作り、神頼みするしかありません。誰か強力な「晴れ女」若しくは「晴れ男」が出現することに期待したいと思います。私と年長の担任はこのたびのサッカー大会で「雨男」「雨女」のレッテルが張られたので、ほとぼりが冷めるまで大人しくしていようと思います。
さて、サッカー大会が順延になった翌日24日(日曜日)に妻の用事で盛岡まで行ってきました。高速道路を走るのは昨年の東大震災後の娘たちの救援で仙台に行った後ほとんど走ることはありませんでした。初めての場所だったので「ナビ」をフル活用したものの、「目的地の近くに来ました。これで案内を終わります。」といってからあっちこっちに走り、ふた汗くらい冷や汗をかいたくらいにやっと目的地に到着しました。無事に用事を済ませ、せっかく盛岡まで来たのだからピョンピョン舎の「冷麺」でも食べて帰ろうと盛岡駅前にあるピョンピョン舎に向かいました。何回かここには来たときがありますが、地下道を抜けたあたりから行列が続いているのは初めてでした。並んでいる人たちは大体50~70歳くらいの人が多く、団体旅行とも雰囲気が違う、何か知らない人同士がたまたま同じ場所で出会ったという感じでした。ここは時間がかかると思い向かいの「わんこそば」で有名な「東家」(あずまや)に行くとここも中高年のおじさん・おばさんでいっぱいでした。それでも相席で何とか席を2人分確保し、「天ざる」を注文することができました。ここでもラフな格好でリュックを背負い、2,3人のグループの人たちが目立ちました。よくよく耳を澄ませて聞いていると「大人の休日倶楽部」を利用して旅行している人たちでした。2週間くらいの間に4日間JRに乗り放題で16,000円というやつです。私も会員なのですが冬に「伊豆下田」に1回行ったきりでそのあと利用していませんでした。この人手を見る限り「民族の大移動」という言葉がぴったりします。この後「松尾八幡平」インターで降りて「松川温泉松楓壮」に寄り、一風呂浴びたのですが、普段はがらんとしている温泉はやはり中高年のおじさん・おばさんでごった返していました。恐るべし大人の休日倶楽部。有名な洞窟風呂(混浴)に入り旅行客と話をしましたがみんな「大人の休日倶楽部」の利用者でした。「東北地方はひなびた温泉がたくさんあるから好きだ」と言っていましたが、ひなびた温泉しかないのが実情なのです。でも、八戸ではこの賑わいがあったのでしょうか。なに、八戸にはひなびた温泉はない。高級ホテルばかりだと・・・。東北新幹線が八戸まで通り、10年がたちました。大きな期待とは裏腹に人口も景気も停滞し、観光客が来るより、都会へ出ていく人の方が増えました。新幹線効果もあったのかどうか、下々の私たちにはよくわかりません。便利になったことは確かですが、そのために大きな何かを失ったような気がします。
今年は少し忙しいようなので来年は私たちも「大人の休日倶楽部」を利用し旅行したいと思います。まだまだ大人になりきれない園長ですが、年齢だけは大人の仲間入りです。名実とも大人になるのはいつになるのでしょう。