園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

父親保育体験日

2012-06-16 14:33:48 | 日記

園長です。

 明日は「父の日」です。毎年長坂保育園では、この日の前の土曜日に「父親保育体験日」を設定して、「イクメン」の父親たちに保育の面白さ、長坂保育園で取り組んでいる異年齢児保育、食育などを体験してもらっています。ここ数年は1ケタの参加者でしたが、今年は新入園の子の父親が半数の13名が参加してくれました。8時30分に集合し、挨拶と本日の流れを説明し、保育に入りました。2,3日前に保育士が作成した「日案」を渡していたので、自分たちの役割はどのようにすればよいのか、あらかじめ理解できていたようです。本来は、日案を立たてて、どのような保育をしたいのか自分たちで考えてほしいのですが、そこまでやると参加するお父さん方がいなくなるので、自分ができること、子供としてみたいことを事前に話し合って計画を進めました。お父さん方はいろんなことに興味を持っていたみたいです。「サッカー」「チンゲン菜の収穫」「ダンス」「三社大祭太鼓たたき」「散歩」「制作」など得意技に挑戦していました。0歳~2歳までは散歩が中心でしたが、普段家庭では見られない子供の様子に満足したり、感激したりしていました。この日は特別に「給食」の体験もしてもらいました。給食係りになったお父さんは、「何個にしますか。」「いっぱいですか、少しですか?」と聞きながら長坂の食育を体験していました。その後、子供たちと一緒に「かつ丼」を試食し、保育園の味付けも堪能してもらいました。

 今日の体験を「お便り帳」に記入してもらい、最後に事務室に全員集まってもらい感想を話し合いました。3年連続参加のお父さんもいれば、今年初参加のお父さんもいて、いろんな感想がきけました。中には「もし、自分が子供に戻ることができたらぜひ長坂保育園に入りたい。」というお父さんもいて、長坂の理念をしっかりわかってもらえていたようで感動しました。また、毎年参加してくれているお父さんからは、「会社をずる休みしてきた。それくらいこのイベントは楽しい。」と言っていました。多かった意見として「体を動かすことが多く、体力作りに工夫していることがわかった。」「自分で考え、自分で選び、自分から行動する子の意味がよくわかった。」「給食がおいしい。」「保育士の大変さがわかった。」ということがあげられました。今日参加してくれたお父さんたちは、子供のいろんな顔を見ることができ幸せだったのではないでしょうか。家庭で見せる甘えた顔、子供たち同士で見せる笑い顔、トラブルでの泣き顔、怒り顔・・・子供はいろんな顔を持っています。家庭での顔と保育園での顔は当然違います。でも全部子供の素顔なのです。子供を丸ごと受け入れましょう。そこから新しい絆、深いかかわりが生まれてくると思います。

 今日は保育士だけの体験でしたが、来年度以降は「園長」「主任保育士」「調理員」「早番・遅番」の体験もしてもらうことを考えています。来年には園舎も新しくなり、保育室も広くなるので今年以上に楽しめる「体験日」にしたいと思います。いい考えがあったら、こそっと園長までお知らせください。いい案には懸賞金でもつけようかな・・・。

 今日参加してくれたお父さん方、本当にありがとうございました。来週は「サッカー大会」があり、7月は運動会、夕涼み会と続きます。お父さん方の協力が必要です。これからもよろしくお願いいたします。 

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