ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

「平野郷HOPEゾーン協議会」解散 ~100年後に誇れる町へ

2014-03-24 | 平野の元気もん
「平野郷HOPEゾーン協議会」解散 ~100年後に誇れる町へ

              

 平成26年3月21日、「平野郷HOPEゾーン協議会」の15年間の活動に終止符を打つ、解散総会が全興寺・おも路地2Fにて開催された。
 「平野郷HOPEゾーン協議会」では、歴史と文化溢れる町、平野郷において、「祭りちょうちんが似合うまちなみ」をテーマとした修景(まちなみ保存)事業を大阪市との協働事業として行ってきた。
 同協議会の設立は1999(平成11)年。
 他地区が行政主導であるのに対し、平野郷では歴史的な環濠自治都市の気風を受け継ぎ、住民主導で行政とも対等の立ち位置でもって、活動されてきた。
 母体である「平野のまちづくりを考える会」のこれまでの活動がベースとなっている。

             

 挨拶される会長の松村長二郎さん。
 (おっと、会長は「惣年寄」と称するらしい。)
 役員さんもそうそうたる面々。

             

             

 藤井区長や議員さんたちも駆け付け、「平野郷HOPEゾーン協議会」の15年間の労をねぎらった。

             

             

 この事業により、平野郷のまちなみは大きく変化した。
 旧筋名を記したプレート、道路美装化、電線の地中化、新規建築物の高さ制限etc、そして、町家の修景。
 「100年後、200年後に美しくて住みやすい平野郷を後輩たちに渡すのが会の使命」だと、会長はおっしゃっておられた。        
            
             

 松村会長宅の「まつや」さんは「まちぐるみ博物館」のひとつ、「平野映像資料館」。    
           
             

 21日、当日は「出会いの環濠まちあるき」という婚活イベントも行われていた。
 もちろん、「平野郷を着物で歩こう!」のちらしも貼っていただいている。

              

 「平野郷HOPEゾーン協議会」の提灯も、もう見れなくなるのだろうか。

              

 母体である「平野の町づくりを考える会」のモットーのひとつが「他人のふんどしで相撲を取る」である。
 まさに15年間に渡って、約4億円とも云われる、市の助成金でもって、住民本位の事業を展開されてきた。

 21日当日は、会場のおも路地中心に、フリーマーケットなどの「HOPEまつり」が開催されていた。
               

 
 かつての平野郷の領主、「末吉邸」。

               

               

 町家博物館でもある、「藤岡邸」、「粕谷邸」。

               

               

 修景第一号となった「亀乃饅頭」。

                

 役員の皆さんは「15年間、あっという間だったなあ。」とおっしゃる。
 この想いは活動が充実していた証拠だろう。
 松村長二郎会長に「ご苦労様でした。寂しくなりますね。」とねぎらうと、会長は「苦労なんてしてへんで。ずっと、楽しかった。“平野の町づくりを考える会”から“平野郷HOPEゾーン協議会”に出向していたようなもんやから。これからは、また、もとに戻るだけや。」と笑った。


               


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