平野の町づくりを考える会・川口良仁さん・講演 「オモロイ平野の町づくり」 Vol. 1
11月8日、川口良仁さん(「平野の町づくりを考える会」事務局、全興寺ご住職)・講演「平野のオモロイ町づくり」が区役所にて開催されました。
一聴講者として、また、「考える会」の一員として、これまで、お聞きしたことを中心にまとめてみました。
講座では、まず最初に大阪ビデオコンテストで受賞した「ひらのまんだら」と「町づくり」という、「考える会」の故・松村長二郎さん撮影・編集・ナレーションのDVD2巻を鑑賞しました。
その後「平野の町づくりを考える会」が発足したきっかけや活動などの話しをお聞きしました。
1980年南海平野線の廃線にともない平野駅舎保存の住民運動が起こり、駅舎保存は叶いませんでしたが、そのときに「平野の町づくりを考える会」ができました。
まだまだ、“まちづくり”という概念も黎明期であり、全国的にも先駆け的な市民団体の誕生でした。
「平野の町づくりを考える会」のテーマは、「歴史を生かす、まちづくり」。
町なかをマップ片手に地域の歴史や文化を訪ねて歩くうちに、地域の人との交流が生まれる。
ここから、「まちづくり」は「まち歩き」から始まるとされました。
36年にわたる活動を一表にまとめたのが下記です。
平野の伝統行事である杭全神社の御田植神事が1991年に途絶える危機に見舞われ、翌年「平野の町づくりを考える会」が母体となって「御田植神事保存会」が結成され、会員によって奉納されています。
2008年、「杭全神社・御田植神事」は無形の国指定民俗文化財に選定されました。
また、江戸期の含翠堂の精神を引き継ごうとスタートした含翠堂講座の開催や杭全神社の「平野連歌」が再興され、「平野酒」「平野飴」「平野蒟蒻」「平野酒饅頭」などの平野名物を復興させました。
「ひらののオモロイはなし」「平野のおもろいことば」「写真集 おもろいで平野」などが「考える会」より出版され、平野の歴史・文化をもっと知ってもらうために、民間施設の一部を無料開放していただき 1993年平野・町ぐるみ博物館の「町めぐりツアー」が始まり、1998年には大阪市の要請で結成された「平野郷HOPEゾーン協議会」にも参画し、町の修景事業にもかかわりました。
「光を観るというのが観光であって、平野郷では感風ということばを使っています。
感風というのは、形を観るのではなく、目にみえない風を感じるということです。」
「町ぐるみ博物館」も観光客誘致が目的ではなくて、住民とコミュニケーションを楽しみながら、まちづくりをするというもの。
次回へつづく
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11月8日、川口良仁さん(「平野の町づくりを考える会」事務局、全興寺ご住職)・講演「平野のオモロイ町づくり」が区役所にて開催されました。
一聴講者として、また、「考える会」の一員として、これまで、お聞きしたことを中心にまとめてみました。
講座では、まず最初に大阪ビデオコンテストで受賞した「ひらのまんだら」と「町づくり」という、「考える会」の故・松村長二郎さん撮影・編集・ナレーションのDVD2巻を鑑賞しました。
その後「平野の町づくりを考える会」が発足したきっかけや活動などの話しをお聞きしました。
1980年南海平野線の廃線にともない平野駅舎保存の住民運動が起こり、駅舎保存は叶いませんでしたが、そのときに「平野の町づくりを考える会」ができました。
まだまだ、“まちづくり”という概念も黎明期であり、全国的にも先駆け的な市民団体の誕生でした。
「平野の町づくりを考える会」のテーマは、「歴史を生かす、まちづくり」。
町なかをマップ片手に地域の歴史や文化を訪ねて歩くうちに、地域の人との交流が生まれる。
ここから、「まちづくり」は「まち歩き」から始まるとされました。
36年にわたる活動を一表にまとめたのが下記です。
平野の伝統行事である杭全神社の御田植神事が1991年に途絶える危機に見舞われ、翌年「平野の町づくりを考える会」が母体となって「御田植神事保存会」が結成され、会員によって奉納されています。
2008年、「杭全神社・御田植神事」は無形の国指定民俗文化財に選定されました。
また、江戸期の含翠堂の精神を引き継ごうとスタートした含翠堂講座の開催や杭全神社の「平野連歌」が再興され、「平野酒」「平野飴」「平野蒟蒻」「平野酒饅頭」などの平野名物を復興させました。
「ひらののオモロイはなし」「平野のおもろいことば」「写真集 おもろいで平野」などが「考える会」より出版され、平野の歴史・文化をもっと知ってもらうために、民間施設の一部を無料開放していただき 1993年平野・町ぐるみ博物館の「町めぐりツアー」が始まり、1998年には大阪市の要請で結成された「平野郷HOPEゾーン協議会」にも参画し、町の修景事業にもかかわりました。
「光を観るというのが観光であって、平野郷では感風ということばを使っています。
感風というのは、形を観るのではなく、目にみえない風を感じるということです。」
「町ぐるみ博物館」も観光客誘致が目的ではなくて、住民とコミュニケーションを楽しみながら、まちづくりをするというもの。
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