屋久島・ウミガメの涙 ~「もののけ」と神々の島へ⑨
鹿児島県では夏期間中、レンタカーを借りると、5000円補助するという、観光キャンペーンを実施しており(鹿児島、太っ腹!!)、せっかくなので、これを利用して、屋久島を一周することにした。
宿の屋久島YH前を出発。
屋久島は案外、大きくて、周囲は約100キロある。
まず、志戸子ガジュマル園で、見事なガジュマルに見入る。
そのあと、日本一のウミガメの産卵地であり、その産卵に立ち会うことができる「永田いなか浜」へと向かう。
今回、台風で足止めを喰らっていなければ、ここでウミガメ産卵見学会に参加する予定であった。
残念ながら、時期を逸してしまったが、せめて、海岸だけは見ておこうと思った。
遥か海上に口永良部島が見える。
<観察会を開催する永田ウミガメ連絡協議会のHPより>
世界にはウミガメは8種類が生息していますが、屋久島ではそのうち、アカウミガメとアオウミガメの産卵が確認されています。 屋久島ではいなか浜への上陸が最も多く、そのピークは6月中旬~7月中旬です。 ウミガメは産卵場沖の瀬や岩礁に集まり交尾し、夜になると主に雌が産卵のため砂浜に上陸します。 産卵時間は約1時間、100~140個くらいの卵を産みます。卵は砂の中で太陽の光と地面の熱で暖められ、60日ほどで孵化します。 |
主催者 | 永田ウミガメ連絡協議会 |
開催時期 | 5月1日~7月31日(親ガメ観察会) 8月1日~8月31日(子ガメ放流観察会) |
受付時間 | 第一部:19:30~20:00 第二部:20:00~20:30 第三部:20:30~21:00 |
観察定員 | 計80人/日(親ガメ観察会) 計120人/日(子ガメ放流観察会) |
HP | 永田ウミガメ連絡協議会 http://nagata-umigame.com/ |
協力金 | 大人:1500円 中学生以下:無料 |
ウミガメ保護のため、ウミガメの産卵がない場合でも23時をもって観察会を終了いたします。 ウミガメは自然の生物のため、産卵を観察できないことがあることを十分ご理解の上、観察会にご参加願います。 子ガメ放流観察会では産卵観察は行いません。 |
屋久島・鹿児島間を結ぶフェリー2の船内では大学・水族館・永田ウミガメ連絡協議会の共同プロジェクトとして、ウミガメの子どもを飼育している。
ここで、子ウミガメと出会うことができる。
産卵の際、母親ガメが流す涙は、塩分を排出するための涙だそうだ。
でも、そんなことを、したり顔で言う人にはなりたくない。
人間目線だとしても、使命を達成した感動の涙、或いは産みの苦しみの涙でいいじゃあないか。
感情がこもっているかどうかなんて、彼等にしか、わからないのだから。
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