ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

屋久島・ウミガメの涙 ~「もののけ」と神々の島へ⑨

2018-08-14 | 屋久島

屋久島・ウミガメの涙 ~「もののけ」と神々の島へ⑨

 鹿児島県では夏期間中、レンタカーを借りると、5000円補助するという、観光キャンペーンを実施しており(鹿児島、太っ腹!!)、せっかくなので、これを利用して、屋久島を一周することにした。

 宿の屋久島YH前を出発。

 屋久島は案外、大きくて、周囲は約100キロある。

 まず、志戸子ガジュマル園で、見事なガジュマルに見入る。

 そのあと、日本一のウミガメの産卵地であり、その産卵に立ち会うことができる「永田いなか浜」へと向かう。

 今回、台風で足止めを喰らっていなければ、ここでウミガメ産卵見学会に参加する予定であった。

 残念ながら、時期を逸してしまったが、せめて、海岸だけは見ておこうと思った。

遥か海上に口永良部島が見える。

 <観察会を開催する永田ウミガメ連絡協議会のHPより>

世界にはウミガメは8種類が生息していますが、屋久島ではそのうち、アカウミガメとアオウミガメの産卵が確認されています。
屋久島ではいなか浜への上陸が最も多く、そのピークは6月中旬~7月中旬です。
ウミガメは産卵場沖の瀬や岩礁に集まり交尾し、夜になると主に雌が産卵のため砂浜に上陸します。
産卵時間は約1時間、100~140個くらいの卵を産みます。卵は砂の中で太陽の光と地面の熱で暖められ、60日ほどで孵化します。
主催者  永田ウミガメ連絡協議会
開催時期  5月1日~7月31日(親ガメ観察会)
 8月1日~8月31日(子ガメ放流観察会)
受付時間  第一部:19:30~20:00 第二部:20:00~20:30 第三部:20:30~21:00
観察定員  計80人/日(親ガメ観察会)
 計120人/日(子ガメ放流観察会)
HP  永田ウミガメ連絡協議会 http://nagata-umigame.com/
協力金  大人:1500円 中学生以下:無料
ウミガメ保護のため、ウミガメの産卵がない場合でも23時をもって観察会を終了いたします。
ウミガメは自然の生物のため、産卵を観察できないことがあることを十分ご理解の上、観察会にご参加願います。
子ガメ放流観察会では産卵観察は行いません。

 屋久島・鹿児島間を結ぶフェリー2の船内では大学・水族館・永田ウミガメ連絡協議会の共同プロジェクトとして、ウミガメの子どもを飼育している。

 ここで、子ウミガメと出会うことができる。

 産卵の際、母親ガメが流す涙は、塩分を排出するための涙だそうだ。

 でも、そんなことを、したり顔で言う人にはなりたくない。

 人間目線だとしても、使命を達成した感動の涙、或いは産みの苦しみの涙でいいじゃあないか。

 感情がこもっているかどうかなんて、彼等にしか、わからないのだから。

 

 

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