屋久島の滝・2選 ~「もののけ」と神々の島へ⑪
動画
九州一の落差を誇る"大川(おおこ)の滝"は88メートルの断崖から流れ落ちる。
「日本の滝百選」にも選ばれており、豪快な水しぶきをあげて滑り落ちる様はダイナミックで、その水量に暫し圧倒される。
滝壺の前まで歩いて行くことができ、マイナスイオンたっぷりの清々しさを間近に感じることができる。
東シナ海の荒浪が滝から近い海岸線を洗う。
開放的な空気に溢れる、ここはやはり、南の島だ。
あちらこちらにハイビスカスが咲き誇っている。
ジブリの名作「千と千尋の神隠し」のヒロイン、千尋の名は、この滝の名が由来だという。
屋久島中央部に水源を持つ落差60メートルの滝「千尋の滝」である。
ここでは、「ちひろ」ではなく、「せんぴろ」と読む。
滝の左手に250メートル×300メートルの巨大な花崗岩の岩盤がある。
その岩盤の大きさが千尋(せんぴろ)、すなわち千人の人間が手を結んだくらい大きいという例えから名付けられた。
年間を通して屋久島に降る多量の雨は、いく筋もの川となって急峻な岩や山を削り、海へと注ぐ。
よって、屋久島は滝の宝庫である。
今回、紹介しきれなかった名瀑もまた多い。
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