堺市逍遥 ~山口家住宅と刃物の町
江戸時代の堺は鉄砲や包丁、織物などの製造業を中心に発達し、商業のまちとして成熟していく。
堺市の山口家住宅(堺市立町家歴史館)の主屋は慶長20年(1615年)、大坂夏の陣の戦火により市街地が全焼した直後に建てられた、国内でも現存する数少ない江戸初期の町家のひとつである。
広い土間に面して畳の部屋が3室並び、土間には梁(はり)と束・貫で構成する小屋組みが見られ壮大な空間を作っている。
堺伝統産業館は堺の伝統産業を一堂に集めた施設。
鉄砲鍛冶をルーツとする堺打刃物など、職人の匠の技を紹介している。
堺の町並は江戸時代を彷彿とさせる。
徳川家康、実は大坂夏の陣で落命したとされ、その墓も現存する南宗寺。
環濠あとには何故か、サギたちがたむろしていた。