王寺町の白い雪丸 ~達磨寺
奈良県王寺町にかつて、住んでいたが、久しぶりに訪れると在住当時にはなかったものが目につく。
王寺町の観光大使に任命された、ゆるキャラの「雪丸」だ。
町のいたるところに出没しているのだが、これが、実にかわいい。
図書館には、雪丸ロボットまで、登場していた。
王寺町には達磨寺と聖徳太子に関わる以下のような伝説が残されている。
達磨と聖徳太子との関わりを伝えた話は「片岡山飢人伝説」と呼ばれています。『日本書紀』推古天皇21年(613年)のくだりや『元亨釈書』によると、聖徳太子が片岡山を通りかかったとき、飢えと寒さで死にかけている異人と遭遇しました。太子は異人に食物や衣服を与えましたが、そのかいもなく、異人は間もなく他界。その末路を哀れに思った太子は遺体を丁重に埋葬しました。しかし、後日、墓を見に行くと、遺体が消えてなくなっていた代わりに棺の上には太子が与えた衣服がきちんとたたまれた状態で残されていたとのこと。その逸話を聞いた人々はやがて異人を達磨の化身と信じ、達磨の像を安置して寺院を建立しました。それが達磨寺のはじまりであるといわれています。 (LINEトラベルjpより抜粋)
有名な話なので、王寺町のゆるキャラなら、聖徳太子か、達磨大師というところだが、ちょっと、変化球の発想で、聖徳太子の愛犬「雪丸」と相成ったようである。
在住時に、何度か達磨寺にお参りしたが、雪丸の存在は知らなかった。
曰く、お経まで読めた犬というから、賢い犬だったそうな。
(人語をある程度、理解する犬はいるが、これはできんやろ!)
王寺駅前から、達磨寺まで、「雪丸ロード」となっており、びっくりした。
江戸時代からあるという、「雪丸像」。
達磨寺のご本尊は千手観音像。
通常、42本で表現される千手だが、こちらの像の手は392本あり、しかも、一本一本に目が描かれているという、尊いお姿。