二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

バロック的な小説論  ~「小説家の小説家論」を堪能する

2024年10月08日 | エッセイ(国内)
■安岡章太郎「小説家の小説家論」福武文庫(1986年刊) 吉村昭「わが心の小説家たち」平凡社新書 車谷長吉「文士の魂・文士の生魑魅」新潮文庫 この2冊が、期待した以上におもしろかったので、 安岡章太郎「小説家の小説家論」福武文庫 村上春樹「若い読者のための短編小説案内」文春文庫 の2冊を、あらためて読み返すことにした。 批評家(文芸評論家)による文学論が、一概に“おもしろくない”とはいわ . . . 本文を読む
コメント

荷風若き日の記念碑

2024年10月08日 | シャッフル/books
しばらく(・・・10年ばかり)姿が見えなかった。それが、数日前に出てきた。 永井荷風、若き日の“記念碑”、「あめりか物語」「ふらんす物語」の2冊。 ほかの文庫も手許にあったはずだけど。 BOOK OFFで手に入れたのだ。 「断腸亭日乗」も読まねばならんから、どっちを優先したらいいか、迷うなあ(。-ω-) . . . 本文を読む
コメント

我が身も塵のたぐい哉

2024年10月08日 | シャッフル/photos
「蝶とんで我身も塵(ちり)のたぐい哉」(七番日記 上)と、一茶はうまいこといいます。 写真はわが家の庭のナミアゲハさん。 左がメス、右がオス( ´◡` )  下の棒は物干し竿。 男の子が女の子の気を惹こうと必死なんですね。 ずいぶん撮影させてもらいました。 まあ、無言のドラマって感じでしょうか?  . . . 本文を読む
コメント