この絵も感性による絵です。頭は使っていません。
言葉として、「右脳絵画」のほうが通りやすいのですが、あえてストレートな「感性絵画」と称します。
その行程を紹介しましょう。
まず中央に(どこでもかまいませんが)描き始めの線を引きます。何も考えていません。頭が働いているのは、描こうという意志だけです。↓
出てきた線に、私の心が反応します。言葉で言い表せませんが、その心の動きが次の線を求めて手が動くのです。↓
少しずつ線が増えてきます。何を描きたいのか知らないし、気にも留めず、心の連鎖反応のように手を動かしていきます↓
さらに同じような線を外に向かって広げていきます。草が生え広がっていくイメージが頭の中をよぎりました。すると連想が起こって、緑の牧場が広がります。そんなイメージを自由にさせて楽しみながら、線はどんどん増殖します↓
偶然、線が中央に集まってきて、なにやら核のようなものが生まれてきています。イメージに花の芯のようなものが生まれて、山歩きの最中に突然エーゼルワイスを見つけたような、気分を味わいます。↓
意識が中心に向かって集まってきます。線は当然その気持ちの赴くままに生まれ続けます。中心が線の重なりでかなり密になってきました。絵が半分出来ような気分です↓
イメージが花の芯から原子核のようなものに変わってきました。そうしようとしたのではなく、心が勝手にそう動いたのです。なるがままに任せていると、黒い核の部分から放射状のかたちが見えました。↓
私の意識の中に放射線のイメージが生まれました。すると線は放射線を意識して描きだします。ほんのちょっぴり、知性が働いて線をコントロールします。無輪それを否定しません。なるがままに任せて、ここまで楽しんでいると、知性も遊びに参加するようになります。心が充実感で満たされます。こんなものか、いいだろう。心が満たされたら完成です。↓
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