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空間を喰らうもの
この記事は
の続きです。興味ある方はそちらもお読みください。(数字をクリックするとそのページに行けます)
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前回は時間の概念(四次元)を取り上げました。人間が持っている、世界を認識する能力のことです。
四次元が人間の能力だとするなら、それは同時に、さらに高い能力を身に着ける可能性を秘めていると考えられます。
事実四次元は、空間を拡がりとして理解しますが、その拡がりの中に五次元を生み出す足がかりがあるのです。空間を深く観ていくと、四次元では見えなかった世界が現れてくるという意味です。
それは何なのか、以下、じっくりお読みいただければ幸いです。
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②空間とスケール
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私達は四次元思考を操って、今ある文明を作りだしてきましたが、しかしいまだ人類は空間を総合的に理解し観るための概念を持たないのです。
前回の末尾にこんなことを書きましたが、「人はまだ空間を理解する概念を持たない」とは随分思い上がった言葉だと思われるでしょう。
しかし空間について考えれば、それはあたりまえのことを言っている、しがない凡人の思いだと分かって頂けると思います。
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まず、皆様に問います。
皆様が持っておられる空間に対するイメージとはどんなものでしょうか?
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私が考え得る答はこうです。
①空間とはどこまで行っても果てがない無限の広がりである。
②それは物質と物質の間にある目に見えない隙間である。
③実際に観る宇宙空間、自分のまわりにあるもの。
④息が出来る拡がり、自由に動き回れる場所。
⑤物が上下を含めあらゆる方向に自由に動ける場所(故にすべてのものは空間に浮かんでいる。)
⑥すべての物を浮かべているエネルギーそのもの
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足元は空間でなく地球だとつい思ってしまいます。
しかしそれは違いますね。私達は地球の引力に引きつけられているだけで、誰一人例外なく私達は空間の中に浮かんでいるのです。
地面と足の間に空間はないと思うのは、見た目だけのことで、ジャンプして飛び上がれるのは空間に浮かんでいる証拠です。地球に引き寄せられるまで、あなたの身体は宙に浮かんでいますよ^ね^
余談ですが、「落ちる」というイメージを「地球に引きつけられている」という発想に変えて眺めてみたら新鮮な驚きがあります。試してみてくださ^い^
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空間のイメージを総合して単純にすると、
世界を包む無限の拡がりということになるでしょうか。
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この「無限の拡がり」というイメージこそ、私達四次元人間の持ちうる最大の宇宙観なのですね。
私達が目にすることが出来る最も遠い場所、それは天空の星達ですね。何億年もかけて地球に届くと言われる星の光は、空間の広がりを時間の概念で理解した結果です。
光が何億年もかけてやっと届く拡がり、私達は空間をそのように理解します。その理解はさらにその先の空間を連想させてくれますね。つまり私達の頭の中に、無限の時間をかけても到達できないだろう空間をイメージさせてくれるのです。
これが四次元思考によって描きだす宇宙の姿ですね。私達の頭の中はそんな空間の広がりでいっぱいになります。
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しかし時間の概念は、このように空間の広がりを理解させてくれますが、その中身を見せてはくれないのです。
時間の概念は空間の広がりをイメージさせるだけなのです。
水平の概念は横の拡がりをイメージさせてくれますが、縦の拡がりをイメージさせることは出来ない。というのと同じです。
時間の概念では、空間の中身をイメージすることは出来ませんね。
そしてこれが、五次元を提唱する最大の理由なのです。
五次元人間は空間の中身をイメージした世界観を持ちます。それは新たな人類に進化する可能性だと思えるのです。
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空間の中身とは何でしょうか。
そう考えを転じたら、空間の拡がるイメージから解放されませんか?
実はそこからスケールの概念が扉を開くのです。
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中身?
意識をそちらに向けたら、そもそも空間に大きさはないということに気付きます。
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スイカの中心に私達がいると考えてください。
四次元でイメージする空間の果てが、スイカの皮の一点だとすると、実際の空間は丸ごとのスイカだと分かりますね。しかもその皮は無限の彼方だという、頭がパンクする大きさです。
この時そのスイカの中身に思いを転じたら、パンク寸前の頭が急に縮小しはじめますね。
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空間をどんな小さなものに分けることが出来るのだろう。
半分に割って、さらにその半分に割る・・・・。
スイカをどこまでも半分に切り分けてみるとどうなるでしょう?
半分にするということは一つが二つになるということ。
するとその片割れもまた半分にすることが出来ますね。
つまり空間は無限に半分、半分と分けて行けるのです。
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本物のスイカなら(つまりこれが物質なら)、いずれ包丁も使えない小さな欠片になるでしょう。それでも半分に分割していけば、やがて一粒の素粒子になってしまい、これ以上無理ということになるでしょうね。
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しかし空間はどうですか。どこまで行っても半分に切った片割れは空間以外にありえません。
つまり空間は、無限分割が成り立つ存在なのです。
しかもどんなに小さく切り分けられた空間とはいえ、それは無限大に拡がる丸ごとスイカ空間と同じ空間です。
極大空間のエネルギー波と同じエネルギー波が極小空間にも存在するのです。
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「おや、違うんじゃ・・・?」と思われたら、その考えはきっと私と同じです。
そうです。その違いがスケールなのです。
空間の中身を観たら、極大から極小につながる一本のスケールの軸が見えてきます。
ここにスケールの概念があるのです。
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極大のエネルギー波と極小のエネルギー波、その波形はただ大きさが違うだけであって、どこまでスケールを変えた空間を想定しても無限にエネルギー波は想像出来るのですね。これは科学が教えてくれることでしょう。
これがエネルギーの正体であり、空間の存在する本質なのだと思えるのです。
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残念、説明しきれませんでした。
次回「③続空間とスケール」に続きます。
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この分からなさは、自分に対する分からなさとほぼ同じではないかと思うのですが、いかがですか?
禅は、分からない自分を求めて、その真髄を訪ねようとする努力だとすれば、
宇宙を知ろうとする努力もまったく同じ土俵ではないのかと思ったりします。
結局宇宙を知るということは、自分を知るということなんだと思うのですね。
中学生でも分かるようなイメージを描きだす。言葉を使いながらやっぱり基本絵描きの考え方なのかもしれません^ね^
そこを分かって頂けて感謝で^す^
思いは同じではないでしょうか。
凡人は凡人の言葉で宇宙を語ればいい。
そう思うのですね。
ありがとうございます。
空間もstring theory を除くと
これといった説得力のある仮設も無いですし。
塾の時に
中学受験性に原子と分子を説明していた時に
”と1ミリを千回割っていくとぉー”
と説明していたら、
あの子の理解に苦しむ表情が面白くて
うちらジョークを言いながら
大笑いしたことがあります。
イオンの説明をすると
高校生でも、すぐに関心を失って
あ、もうわかんないと言ってましたね。
もし、中学生がのしてんてん様の
今回のシリーズを読んだら
国語ができる生徒なら
ある程度、微かなイメージは持てるでしょう。
それが肝要なことだと思います。
数式を超えて
イメージを見せてくれる、それができれば
次世代の科学市場も
明るく、未来に向けて開けるでしょう。