苦はどんなものであれ、私たちにはマイナス要素と思われます。
不幸の根もとでしょうか。あるいは苦を不幸そのものと考えても間違いはないかもしれません。
そしてそこに、私たちの心が作り出す終わりのない苦悩があるのです。
実のところ、苦はマイナス要素なのでしょうか。
そのとらえ方が、私たちの人生に悲劇を見せているのだと、そう思えないでしょうか。
自分の心の、一番深いところにある意識、
苦をマイナスと見てしまうこの意識を180度転換できたら、
つまり苦をプラス要素だと、意識を転換することが出来たら、
私たちは、自分の心にある終わりなき苦悩の輪を断ち切ることが出来る。
そうは思いませんか。
苦は私たちにとってプラスの要素だ。と、考えることは、聖人でなくとも仙人でなくとも、私たち凡人の誰だって出来ることです。
何もすることはありません。特殊な修行などさらに必要ありません。
ただ見方を変えるだけで、すべては自動的に私たちは悟りの道に入ることが出来ます。
私たちは誰もが、生まれた瞬間の第一歩を間違えていた。
問題はただそれだけだったということが、やがて見えてきます。
人は本来、しあわせに生きるためにつくられているのです。
私たちがすることは、そのことに気付くことだけなのです。
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