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マスクにお絵かき運動も今回で九回目になります。
マスクをキャンバスにするという発想で描き始めて、一つの安定した形に到達いたしましたので、今回はその作例を紹介します。
今回は技術の全くいらないお絵かきを紹介しますので、是非皆様もやってみてください。
ご家庭に必ずあるティッシュに絵を描くと、簡単に既成のマスクに取り付けられるのです。上の写真はそうして作成したお絵かきマスクです。
これをティッシュ絵画と命名いたしましょう。
(用意するもの)
箱入ティッシュ
小さなプラスチック容器10個程度(絵の具を溶いて入れる)
水彩筆 アクリル絵の具 水きり用のタオル あればドライヤーとアイロンも役に立ちます。
下敷きに新聞紙など
① 準備
必要なのはこれだけ。右上の絵の具絵を溶いた容器はミニ飲料容器の胴体を輪切りにして並べたもの。自分の好きな色(アクリル絵の具)を水に溶いたもの。たくさん作りすぎないようにネ。
(注)水彩絵の具はアクリル絵の具と似ていますが、乾いた後も水に溶けることがありますので、絵の具はアクリル絵の具にしてください。
② 筆にたっぷり絵の具を含ませて、そっとティッシュに触るだけ
飛び散っているのは、片手に箸を持って、その箸に筆の柄をトントン叩くと絵の具のしぶきがティッシュに降りかかります。まわりにも飛びますから、必ず新聞紙を拡げておいてくださいよ。もちろん服装もご用心。
③ 一色づつ②の作業を繰り返します。その度に筆洗いを忘れずに。
線を引きたいときは、絵具を含ませた筆をそっと優しくティッシュを撫ぜる感じでやります。線がにじんで自然に膨らみます。まるで生き物のように線が踊ります。みな自然の力なんです。やったのはただ優しい心で腕を動かしただけ。
④ 何かを描こうと思わないで、ただ変化を楽しみましょう。
筆の動きを止めてじっとしていると、そこからどんどん色が拡がって行きます。子供になったようなワクワク感に気分も爽快です。一色づつ同じ作業を納得いくまで繰り返します。
ある程度進んで、ティッシュの濡れ具合がひどくなると破れにつながりますので、作業を中断してティッシュをそっと、ゆっくり持ち上げ横の紙の上に移動させます。どこまでも優しく。赤ちゃんの肌に触れるように。絵の具は下敷きの紙まで通り抜けていますので、ゆっくり剥がす要領でやってください。色を塗ったまま動かさないでそのまま乾かすと、下の紙とくっついてしまい剥がせなくなりますので、必ず濡れているときに下敷きから剥がして乾かすことを忘れないでネ。
⑤ そしてドライヤーにかけます。ドライヤーは上から押さえつけるように風を当てます。下手したら吹き飛ばしてしまいますから注意怠らず。ここも優しさですよ。
ドライヤーを使うのは最後と言うのではなく、途中必要と思うところで使って下さい。
面白いのは次の色を使うとき、乾かさないで色塗りをすると、前の色と自然に混ざり合っていく変化を楽しむことが出来ます。まるでドラマです。一方、前の絵の具を乾かしてから色をかけると、色が白い紙の上だけに拡がって行きます。そんな効果も使い分けてみてください。
まだまだ面白い発見があるはず。是非工夫を考えてみてください。思いついたらワクワク感が生まれます。これが創作の一番おいしいところ。
⑥ 描き終えたら、アイロンで紙のしわを伸ばしておくといいでしょう。
早速マスクに取り付けます。ここがちょっと手先を使うところですが、慣れたら何のことはありません。ティッシュを破らない優しささえあれば誰でも出来ます。
これは私が使っている既製のマスクを解体して調べた展開図です。要は描いたティッシュをこの図を参考に折り紙します。(図には余計なことも描いていますが無視して展開図だけ参考にしてください。寸法はお使いのマスクによって変わります)まずティッシュの四辺を折って図のような正方形にします。アイロンで織り目を押さえると後がやりやすいです。
マスクになったときの絵柄を考え、上下を決め、ティッシュを裏向けて図の実線と点線の位置をうつし取り、織り目の目安にします。そして山折り谷折りです。コツは両側を同時につまんで静かに引っ張りますと、ティッシュが自然に山になっていきますので、その山をそっと押さえてやると山折りが出来ます。谷折りはその時勝手に出来ます。優しく優しく折って下さい。こんなふうになります。既成のマスクと同じ形になったら成功です。
⑦ マスクに取り付けます。包帯を止める紙テープとかマスキングテープを使います。
粘着テープの半分をこのように残して、織り目のついた両端をまず止めて、裏返し、マスクを重ねます。ティッシュとマスクの端を合わせてテープを折りたたみ貼りつけていきます、その時テープがマスクのひもにあたりますので、あらかじめひものあたる部分のテープに切り込みを入れておくといいでしょう。
同じように、マスクの上下の辺もテープで留めて完成です。
コロナがなかったらこんなことやってなかったけれど、私は久々にワクワク感動しました。ティッシュがこんなにやさしい絵肌になってくれるという事に気付かされたのです。
さあ正念場の連休が始まります。暇を持て余した皆様の姿が思い浮かびます。ティッシュ一枚で、こんなにやさしくハラハラ ワクワク ドキドキ、
思わず時間が経っていきますよ。お試しあれ。コロナなんかに敗けません。
ティッシュ一枚で戦いましょう!!
何故かわかりませんが、素直に明るい気分になるお絵描きマスクですね。
ご紹介ありがとうございます。
と言うのも自分でいうのもなんですが、マスクに取り組んでちょうどひと月になり、やっと自分の全身全霊がマスクと繋がったような気がするからです。
すると不思議なことに、ティッシュと出会って鉛筆からの執着が消えたのですね。
このめでたい時に、R.K様のコメントは、なんだか嬉しいです。
ティッシュ絵画はコロナウイルスが生み出してくれたと、恐れながら感謝もいたします。
この時期、心を強くしてお互い頑張りましょうね。
ありがとうございました。