線は誰にでも引ける。
一本の線が引けたら、次は三角形を描いてみよう。
何も考えずに、勢いで三角を描くのがいいですね。
絵が好きになる道があります。その道に続く扉がここにあります。知りたいですか。
こんなもの誰だって出来る。くだらない!時間の無駄だとお思いの向きもあるかもしれません。
それも一理はありますが、残念ながらそちらの方向には扉はありません。
扉は、今あなたの手で描かれた三角のかたちに興味を注ぐことで開かれます。
この三角、何にに見える?この問いかけが扉を開けるスイッチになるのです。
さあ、何に見えますか?
おむすび?富士山?石ころ?宇宙船?
くだらないと思っていた落書きから、あなたの心にイメージの波紋が広がり始めましたよ。
一文の金にもならないならないかもしれないけれど、このイメージの連鎖はあなたを必ず豊かにしてくれます。何より確かなことはそれがあなた自身から生まれているということです。
もしあなたがこの絵を山だと思ったら、突然その周辺にあなたの記憶の風景が見えてきます。うれしかった事、悲しかったこと、あなたにしか見えない風景が三角形とつながっていくのです。すぐに、あなたはそこで子供だった自分と出遭います。
イメージはどんどん広がって、それはいつか、あなたの深い深いところまで達するでしょう。
絵に関するもっとも尊い、あなたにしか見えない最高の価値。それを引き出す扉を大切にしたいものです。
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