のしてんてんハッピーアート

複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

のしてんてん

2008-09-01 | 私の絵画論

絵画を発表するときにはどうしてもタイトルを要求されます。
しかし実際には、私の絵画にタイトルをつけることが出来ないのです。
言葉で言い表せないからこそ絵で表現しているのですから当然のことです。

心の絵に対して言葉を使ったとたん、その言葉が絵画の可能性を縛り付けてしまいます。鑑賞者はタイトルによって絵を見る前から色めがねをかけさせられてしまいます。
「具体」の理念から言っても、タイトルは精神が物質を従属させる危険性をはらんでいるのです。

そこで私は、鑑賞者が自分で意味を考えなければならないものをタイトルにしました。
それが「のしてんてん」です。

 のしてんてん  

韓国の友人がプレゼントしてくれたこのバナーが示すように
心という漢字をを分解して言葉にした私の造語です。

「のしてんてん」を作り出したことで私の創作活動はとても楽になりました。
言葉から自由になると、心はすぐそこにあるのです。

こうして作者も鑑賞者も、絵という物質を通して自由な自分の心の空間を見つめることが出来るようになったのです。


 HPのしてんてん   よかったらプチッと押して応援してね^^;


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 具体を越えるとき | トップ | 精神と物質の境界 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

私の絵画論」カテゴリの最新記事