人生誰にでもエアポケットみたいな時間がありますね。
仕事に追われて忙しいあなた。せめてそんな時間はぽけーっとして休みたい。
それもありですね。明日の激務に英気を養わなければ・・・
でも自分を忘れて、仕事に追われているあなたにとって、いまがチャンスなのです。
もちろん、自分と出会うシャンス。絵が好きになるチャンス。
ぽけーっとしている時間に、ぽけーっとしたまま、半分眠るように線を引いてみましょうよ。
さあやるぞと意気込んで準備するのはなし。横に落ちてる広告チラシの裏でOK。
パソコン開いてたら、ペイントを呼び出すだけでOK。とにかく線を引きましょう。
ぼーっとした気分のまま〇を描いてみたら渦巻になったみたい。渦巻と思ったら、ちょっと興味が線に向かうようですね。↓
ほら、もう一つ二つ、渦巻が見たくなったじゃないですか。横に渦巻が出来ました。↓
バランスが悪いので、もう一つ。何だろうこれ?そう思ったら、あなたはもう絵の入り口に立っています。ほら気付きませんか?ぽけーっとした気分が興味にかわりましたよ。↓
何だろう?とにかく上につのをはやしてみよう。キャベツ畑の上にキノコが生えた。ほんまかいな。キャベツ畑で働く農家のおばさん?↓
ま、何でもいいんです。上がさみしいので、もう一つ線を引いたら、キノコもおばさんも消えて、子供が手を振っているような・・・・。
念のため言っておきますけど、初めからこんな線を引こうとして描いたのではありません。頭を使うのは、ここさみしいな。線を引いちゃえ。ということぐらい。あとはどこからどんな形に引くかはペンまかせ。線を引いてから、あれ、子供が手を振っているような・・・・となるわけです。出来る形はいつも、たまたまそう見えるだけ。そこ、しっかり押さえておいてね↓
右の方がさみしいので、揺れるように線を足しました。絵が一つのかたまりになってきましたね。↓
線が空き地に侵入します。頭の命令ではなく、気持ちのままに。ここがさみしいなと思ったところに線を足す。それだけで立派な絵が出来ていくんです。↓
さらに線をくわえて、紙の中にきれいにまとまりました。今日は紙からはみ出すほど冒険の気分じゃないんです。これで充分と感じています。↓
待てよ、下の部分に地面がほしいな。横に線を引くだけで、浮かんで落ち着かなかった線のかたまりがしっかり安定した。今日は安定した気分がほしかったんだ。↓
この絵は、わずか100円でも売れる心配はありません。
他の人にとって何の価値もないかもしれません。ゴミと言えばゴミです。
でも、あなたにとって、かけがえのない価値のあるものなのです。ぽけーっとした時間、あなたは他の何からも影響を受けないでいられた。自分の心だけに由る時間を持てたのです。
かけがえのない価値?なんだかわかります?気付いてほしいのはこのことです。
つまり、自分の心だけに由る時間。つまりつまり、これこそ本当の自由だということを。
線を引く。たったこれだけのことが、あなたに自由を与えてくれる。自由を得ることが出来るなら、ひとからへたくそとののしられても、どうってことはない。
むしろ、そんなことをいう人こそ、自由を知らない、へたくそな人生を歩んでいる、かわいそうな人だと、あなたは思いませんか。
次回、色塗りに挑戦しましょう。
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