(セメントで作ったデッサンの作品・・・20年以上庭で雨ざらし。風格ある?)
今回は私空間(しくうかん)と公空間(こうくうかん)という考え方を紹介します。
これは、知識=ことば というとらえ方かたから生まれた、心の世界の2大区分と考えて頂ければいいと思います。
何度も登場している、思考地図ですが、ここに使っていることばです。
図の一番左側の区分を見ますと下から(無のままの公空間)⇒(私空間)⇒(覚醒した公空間)と記載していますが、「ことばの虚構性」に触れると、どうしても避けて通ることはできません。少々理屈っぽくなりますが、お付き合いください。
公空間というのは、私空間に対応して名付けた世界ですが、簡単です。つまり、自然界そのものを意味します。ありのままにある世界を公空間と呼ぶのです。
対して私空間というのは「私」が認識する世界であり、虚構の世界ということになります。
この宇宙に人が誕生する前、そにあるのは公空間だけでした。誰にも知られず、ただ闇の中にあったといえばいいでしょうか。それはきっと、無のまま存在し続けていたのでしょう。
人間が生まれると、人は世界を認識しはじめます。ことばを生み出し、世界に名前を付け始めました。山があり里があり、海がある。私がありあなたがあり、社会がある。やがて人間は、この認識した世界の中で生き始めたのです。これを私空間と呼ぶのです。私たちが知るこの世界はどこまで行っても私空間であり、虚構の世界というしかありません。
虚構の中にいる人間は真実を渇望します。科学、哲学、宗教、芸術、様々な分野で真実を追い求めることになります。その目指すところは、公空間への覚醒だということになるわけですね。
無明の空間が、覚醒するという図式がそこに見えてきます。
人間はただ生きているのではない。つまりこの虚構の世界から、意識を持ちながら再び公空間に入っていこうとする過渡期にいると考えられるわけなのです。
私空間は認識の世界ですが、そこになぜ虚構が現われるのでしょうか。
その理由は認識の仕組みそのものにあります。
認識とは区分することで成り立っています。つまり、世界を(認識するものとその背景)に区分しなければ成り立たないのです。闇夜にカラスを認識できないのは、カラスと背景を区分できないからですね。
野に咲く花を認識します。
その時私たちはその他の存在を背景に押しやっているのです。
花には、茎があって根がある。その根は土の中にあり、土は地球と一体です。その地球は宇宙空間に浮かんでいて、太陽のエネルギーを頂いている。この全体を切り離しては存在しえないものですね。花とはなにかと問われれば、宇宙そのものと答えるしかないわけで、これが公空間というものなのです。
花を認識すると、私たちはその瞬間、この公空間から花だけを切り離しているのです。花を得ようとして切り取れば、枯れてしまうように、認識は虚構となってしまうのです。
無論、この虚構が悪いというわけではありません。それが人間の持つ事実だということです。
良い面も、悪い面も、この事実から生まれてくるのです。
つまり、この事実を知れば、悪い面に遭遇しても、それは虚構だと分かります。たとえ孤独にさいなまれたとしても、不幸と思うことがあっても、それは虚構なのです。
認識の区分を取り払うだけで、真実と出会うことが出来るのです。花に土と水と太陽を与えるように、疲れた自分に自然を返してやればいいのです。
疲れたら休めばいい。
私空間の秘密を知れば、心を癒すことが出来ます。いっとき私空間から離れることが可能になるからです。
その癒しの空間こそ、5次元空間なのだと思うのです。
心の中にそのイメージを持つと、時間の流れが止まります。心の深いところまで意識を伸ばし、今度は逆に心を無限大に広げていく。すると至福の体験が少しずつ増えていくでしょう。そこから自分を救う「ことば」が自然に生まれてきます。
私空間を知るということは、己を知るということであり、それは知識が智慧となることだと思えるのです。
からなんですが、なかなか読みきれなくてすいません。
五次元宇宙に生きる。少しずつ読んでますが、やはり私は、まだ五次元を理解出来ていません。これを、心で理解出来た時には、自分、周りの環境ががらりと変わるような気がします。
時間ですが、毎日仕事に追われている私の息子は、お金で買えないものは「時間だ!」といつも嘆いていますよ!笑。
では、また来ます♪
頭に入ってこないところはすっ飛ばしていいんです。心に引っ掛かったところだけ大切にしていただければ、それが理路さんと、のしてんてんの心のコラボで生まれた新しい世界なのですから。
息子さんの「時間」も理路さんの「時間」も、私の「時間」も、きっと各々違うとらえ方をしているのでしょうが、それがいいのですね。違うからこそ、人生は本当に面白いのですから。
息子さんの貴重な時間を、陰ながら応援出来たらいいですね。