徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

細川ガラシャのドラマ化

2014-06-05 14:08:47 | 歴史
 今朝の熊日新聞に「細川ガラシャを大河ドラマに」という記事が載っていた。数年前からガラシャゆかりの京都府下の7市町が「ガラシャプロジェクト」なるものを進めていて、その最大の目標が大河ドラマ化であることは承知していたが、いよいよNHKに対して直接働きかけを始めたというわけか。記事によると熊本県と熊本市もオブザーバーとして働きかけに加わっているようだ。ドラマ化案ではガラシャの父・明智光秀や細川家初代の細川藤孝(幽斉)とガラシャの夫である細川忠興などが中心人物として登場するようだし、ガラシャの息子である肥後細川藩の初代藩主・細川忠利が祀った泰勝寺のガラシャ夫人廟もあり、熊本もゆかりの地であることは間違いない。
 というわけで熊本にとってもこれが実現すれば喜ばしいことには違いないが、どうしても引っかかることがある。それは熊本県民にとっての悲願である「加藤清正の大河ドラマ化」の行方のことだ。こちらの方も随分前から官民あげての運動を展開しているが、いまだに実現の可能性の話すら聞こえてこない。もし、「ガラシャのドラマ化」が先に実現した場合、「清正のドラマ化」はさらに遠のくのではないかという恐れすら感じる。大河ドラマがいつまで続くかわからないが、せめて生きているうちに「細川ガラシャ」も「加藤清正」も見てみたいものだ。



▼泰勝寺跡(熊本市)にある細川ガラシャ夫人廟と夫人愛用のつくばい



▼創作舞踊「細川ガラシャ」