徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

ベン・ハー

2008-09-16 01:07:57 | 映画
 昨夜はBS-2で久しぶりに「ベン・ハー」を観た。小学6年の時、手取本町にあった大劇の70mmスクリーンで最初に観て以来、何回観たことだろう。観るたびに新たな感動がある。まさしく“本物の映画”だ。最近幅を利かせているCGなんかクソ食らえ!って感じだ。いつも一緒に観ている86歳になる母は、だいたい映画の後半になるとコックリ、コックリが始まるが、今日ばかりは約4時間、シャンとして観とおした。聞けば映画館でも二度観ているらしい。
 それにしてもクライマックスの戦車競走のシーンはいつ観ても凄い。このシーンの監督をしたのは、あのジョン・フォードの「駅馬車」でアパッチ襲撃の伝説的なスタントをやってのけたヤキマ・カヌートだ。戦車競走の、あの危険なアクションシーンを演出できるのは恐らく彼しかいなかったのだろう。中島誠之助センセイではないが思わず「いい仕事してますね~」と言いたくなった。また、ジョン・フォードが編み出し、黒澤明なども使った1秒20コマの技法もちゃんと使われているようだ。


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